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ハコヅメは新時代のドラマだった

先日最終回を迎えた「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」。平均視聴率11.4%、最終回は12.6%の高視聴率で幕を閉じました。見逃し配信も絶好調で、ネットでも大反響、夏ドラマ満足度ランキングでも常に1位か2位という好成績。主演は戸田恵梨香さんと永野芽郁さんのダブル主演で日テレ系水曜22時に放送されていました。個人的にも夏ドラマで一番好きなドラマで、毎週かじりつくように観ていました!水曜22時はハケンの品格や14歳の母、家政婦のミタなど名作が揃っている枠ですが、直近ではなかなか平均視聴率が2ケタに届かなかったんですね。それではなぜ今回ここまで人気となったのか完全なる私見で語ります。

①曜日と時間帯に合っている

ここ最近のここの枠は恋愛ドラマ多めでした。しかし、突然お仕事系ドラマにシフトチェンジしました(「白衣の天使」以来かな?)。22時というのは学校や仕事から帰ってきた人が夕飯やお風呂を終わらせて1番ゆったりしている時間帯です。そして、週のド真ん中水曜日。最もキツイ日ですね(笑) そこでクスッと笑えて、勇気をもらえるドラマは視聴者の心をガチッと掴んだのではないでしょうか!私は1話の点検のシーンで鷲掴みされました。

②役柄が最高

永野芽郁さんが新人女性警官役で戸田恵梨香さんがその上司役でした。これまでのセオリーでいくと、ポンコツ新人と厳しい上司というのが定番パターンですが、ハコヅメでは戸田さんが怒るようなシーンはあまりありません。戸田さん演じる藤聖子は警察学校時代から超エリートで怒ったり叱ったりするというよりは背中で魅せるタイプなんですよね。かっこいい女性でありながらもチャーミングな女性でもあり、超後輩想い。最高の上司すぎますよね。ただの視聴者の私も尊敬しました。今のご時世的にも熱血ものというのはあまり時代にそぐわない雰囲気がありますし、ハラスメントにも厳しい時代ですので、このような平和な気持ちで観られることが人気の一因でしょう。また未だにコロナによる制限が続き、どんよりしているなか、永野さんの明るくハツラツとしたキャラクターと戸田さんのチャーミングさが心に安心感をもたらしてくれました。

③シリアスすぎない

刑事ドラマなので事件を扱う回がほとんどでしたが、刑事ドラマ特有のシリアスさのバランスがとてもちょうどよかったです。もちろん逮捕とかをするわけですが、一定のシリアス感を保ちながらも、所々にクスッと笑える小ネタやポイントがあるのでハラハラしすぎず、かといってゆったりもしすぎないのでストーリーに集中することが出来ます。こうしてしっかりとドラマの本筋を見せてくれました。最終回に向けてのストーリーも分かりやすく、ライトな印象なのでとっつきやすいドラマでした。

結局出演者が素晴らしいねん

戸田恵梨香に永野芽郁、三浦翔平に山田祐貴、西野七瀬にムロツヨシ。好感度高いなぁ...人気あるなぁ...実力派やなぁ...


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