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🔴いつも大安吉日77 〜田んぼも畑も海もきた〜

【田んぼも畑も海もきたぞー】

知らないおじさんがこっちに手を振ってる
ぼくもワンテンポ遅れて手を振り返した
「だぁれかわがらなかったぁ」
そういってニコニコしながら向こうに行った

このひとことって、ぼくのことを判別するのに一瞬時間がかかったけど、「なんだやっぱりそうか」のときのひとことだよね

でも知らないおじさんなんだ
そんなおじさんにも笑顔で答えられるほど、昨日のぼくの心は晴れ渡っていた

🔴田んぼがきたぞー

もう田植えの時が迫ってきてた
今週中に田んぼが決まらなければ、何十年も使ってない近くの田んぼでやるしかなかった


台風でやられて仮設の取水口
また今年の台風でやられるかもしれない
仮設だからすぐに外れる可能性がある
土砂も少し入ってる
柵も作らなければいけない

「もうこれで最後だな」
そう思って一昨日大日向をチェックしてた
日向開田といわれる耕作放棄地の多いエリアの細い筋もくまなく見て回った

その筋のいちばん上に素敵な田んぼがあった


近くの人に誰の田んぼかを聞いてみた
詳しい人が忙しいから「また明日来な」

昨日の朝いちでぼくはそこにまた向かった
話しはもう聞いてくれてたみたいだった
「あそこは前に貸した人がトンヅラしたって話だからなあ」

またダメかと思ったけど田んぼのオーナーに直接電話をしてくれた
一通り話しをしてくれてぼくに代わった
「いやーさかいさんどうも」
んっ、なんだか知ってくれているみたいだ
なんと何日か前にすぐ近くの仲間の畑の手伝いに行ったときに話しをした人だった

「田んぼ使ってよ。かえって助かるよ」

えーっ、どひゃー、こりゃすげー
ものすんっごいうれしかった
「10分後にその近くに行く予定だから田んぼも一緒にみてみよう」
またすんごくうれしかった

ひと足先に田んぼとまわりを歩いてみた
日向開田のいちばん上で場所は最高
水路がとなりを走ってる


東には八ケ岳が見える


南にどっかんと開けて日当たりは最高
西の山もよく見える


北は山を背負ってて中には林道がつづいてる


中に進むと細い沢があって、木の根元に水がたまって小さい池ができてる

また田んぼに戻ろうと歩いていると足もとに鳥の羽根が落ちていた
なんとその羽根は青かったんだ
「幸せの青い鳥だー」


田んぼは手作業には最高な小さい田んぼの棚田が5枚あった
これはずっとぼくの理想だった
取水口をチェックしてまたビックリ
「ススキがここにだけ生えてるな」
そう思ってよくよく見るとなんか違う
下の田んぼの取水口にも同じ植物


これはおそらくマコモだな
何日か前に竈の嫁ぎ先からもらったマコモを田んぼに植えようと思ってた
そしたらもうあったー

オーナーがやってきた
感謝を伝えてから案内してもらった
ここの田んぼはいつでも耕作できるように補助金を受けて管理されているらしい
だから「小作料はいらないからね」だって
もううまく行きすぎて怖くなるほどだ

「あそこの梅もうちの分採ったらどうぞ」
ゴザを広げてひと休みできそうなかわいい場所に何本かある梅の木
夏は木かげが気持ちよさそうだ


さらにこの田んぼを去年までやっていた人は自家用を自然農でやってたんだって

「この田んぼに出会うために、いままで何箇所も断られつづけてきたんだな」
そんなその日のためにって話しなんて全部ふっ飛ばして、とにかく最高の田んぼだった

つなげてくれたご縁
ほんとうにありがたい

🔴畑もきたー

ウキウキでぼくはうちに帰った
去年台風でやられたうちの石の畑にユンボがきている 

「町に言われて下のおばあちゃんちの土砂の片付けするつもりだったんだけど、こっちからやっちゃうねー」
そう言ってダンプ二台態勢で土砂の撤去をはじめてくれた
久々に顔を出した畑は土砂の1メートル以上も下だった


一週間もすれば土砂はなくなる
おとといりんごの木を植えて、これからは半分は果樹を植えて、半分は畑にしていこうとぼんやり思ってた

だけどいきなり話しは進んだ
なんか一気に動きはじめたなー


軽トラの荷台で子どもたちと昼飯を食べながらユンボの作業を見ていると、田んぼのオーナーが電話をくれた
「あの田んぼの下の何枚かも使っていいって言ってくれたよ」

午前中に借りた田んぼは二反ちょい
はじめの構想には少し足りなかったけど、問題ない範囲だった
でも午後になったら全部そろっちゃったよ

見た目はどちらかというと亀仙人のおじさんだけど
おじさんはもしや神龍(シェンロン)なのか
いやっ、シェンロンよりももっと上か
ドラゴンボールだって集めてないのに

いやいや、ドラゴンボールは集まってた
ここにいる仲間がまさにそうだ

みんなのおかげさまで願いが叶ったんだ

🔴海からもきたー

みんなのおかげさまがぼくをウキウキさせてくれている
ぼくにはなにができるんだ
この田んぼと畑をみんなもウキウキできる場所にしていきたい

すぐにでも田んぼの準備にとりかかりたかったけど、そこにはよもぎやスギナがたくさん生えていた
これを活かしていこう


夏の作業にここで採れたよもぎやスギナのお茶を水路で冷やして飲んでもらったらいいや

早速こどもたちをつれて田んぼで初作業


草にころがるこどもたちが絵になる
全部そろってる
 
そうげんとふーちゃんは遊びながら
たまはひたすらスギナを採る


みんなそれぞれに個性がある


みんなでやれば早いもんだ
すぐに籠はいっぱいになった


うちに帰るとさらなるハッピーが届いた
海に住む仲間から餅と交換を約束した海の幸が、愛の箱いっぱいに届いた


磯のかおりをイメージして開けた箱からは爽やかなレモンのかおり
海の幸との相性抜群だ

タコにサバ、ひじきにワカメに天草にレモン
瀬戸内海に住んでたころが懐かしい


沢の水で採ってきたよもぎとスギナを洗いながら、遠い海を想う
「この沢の水も海につながってるんだなー」


たまがポロリ言った
「あー、海に行きたいなー」

ここから沢を追いかけて
細い川から太い川に
谷間を抜けて海まで行きたい
このつながりを目で見ながら海を目指したい

そして流れて遊びにも行きます
そのときはどうぞよろしく
愛するみんなありがとう

海があって山がある
みんながいてぼくがいる


今日も早朝から仲間の手伝いを少しばかり
その前に夜中に起きてまとめたあたまの中は久しぶりに書き終わった直後にふっとんだ

サプライズはハッピーがいい
ではみなさんすてきないちにちを

よもぎとスギナも洗った干した


海の幸の送り主
けいほくんとぢょんみありがとう
今日は圭帆くんの唄を聴こう
すてきな歌声は要チェックだよ


五穀豊穣 子孫繁栄 
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