🔴いつも大安吉日46　〜うれしいギフト〜

【うれしいギフトがいっぱい】

ぼくが餅つきを好きなのも
もしかしたらみんなが楽しんでくれるのも

ぽん菓子や御神輿が好きなのも
あたらしい知らない世界に興味津々なのも

ぼくの心の根っこのほうにある気持ちをひとことでざっくり言うと

「非日常が好き」なんだよね
やっぱりわくわくするんだよね

ぼくの中の昔の記憶をたどってみた

幼稚園のときは怒られてあかちゃんのいる保育園に連れて行かれた
小学校低学年のときは学校でいちど漏らした

思い出すのは日常じゃなくて、後にも先にもそのとき一度だけだったこと

何かに挑戦したり意識次第でいまはそんな時間を作り出すこともできる
こどもや天気はそこにさらに演出をくわえる

昨日はそりゃー盛りあがったよ

🔴朝から雨が降り続いていた

その日暮らしの天気次第なぼくの日常
たけど天気予報は気になる
昨日は一時雨な予報だったのに
まるで春の嵐のように雨と風がすごかった

精米屋に行って籾摺り(もみすり)したり、帰ってきて大豆の選別をして過ごす

納豆作るのにまずは一晩浸水する
さらに醤油麹を仕込む準備

その間も止むと思った雨は止まずに降り続いた

夕方前にその雨の中をともだちがやってきた
靴職人の彼は展示会にぼくの赤米を持っていって販売してくれていた
その売上をもらったあとに彼が続けて言った

「いつもたくさんもらってるから靴をプレゼントするよ」
ぼくはたくさん収穫した作物をあげたり、もちつきなんかを楽しんでもらっただけだった

なんともうれしいサプライズ
とはいえぼくは基本靴を履かない
もう作業靴や雨雪用の靴以外は約20年は買ってない
でもこれから勝負靴も必要なときがくるかもしれないし、大事に手入れすれば一生ものだ
お言葉に甘えておねがいすることにした

足の型と寸法をとって、デザインは少しぼくの方でもかためていく

ぼくが愛用する草履も足型からとってもらってるけど、やっぱり馴染むし愛着がある
作り手も作り方もこだわりも全部みえる

一生使う足だからいいものを選びたい

ひととおり終わり彼を送りに外に出た

真っ白だった
いきなり真っ白な世界が広がってた
ほんの三十分前には雨だったのに
ものすごい勢いでおっきな雪が降ってる

思い描いた今日はころころかわっていく
変わりつづけるいまにやっぱりわくわくする

これだからその日そのとき暮らしはやめられん

🔴山の天気はかわりやすくてわかりやすい

外に出れば一瞬で雪まみれ
すごい勢いに、普段は冷静沈着なぼくもわくわくがとまらない
そりゃーこどももそうだ

思いっきり走って急ブレーキかけてすべったり
どんどん雪をかためていったり

ふーちゃんは車に付いた雪を食べまくってる
すべり落ちる雪を口で追いかけてる

いっぱい食べたら今度は探検
側溝の中を歩いて進む
で、いきなり深くなった側溝の凹みに落ちる
下半身はつめたい水に浸かってリタイア

そうげんとはサッカーみたいに足だけで集めた雪で雪だるま

やっぱり大日向で過ごす時間がいいなす
コロナの先も外に出ていく時間は減らそう
ここに住んでここの時間で暮らしていこう

大事なことを忘れないように
自分のやりたいことの根っこはどこなのか
そのためにやることをいつも考えよう

山の天気はかわりやすいとはよく言うけど、ここ古谷地区はとくにそうなんだ
ちょうど雲や風の通り道があるようだ
五分離れたがっこうからみると古谷だけどんよりした雲がながれていることがよくあった

「古谷天気」って近所のばーちゃんが言った

洗濯物がびしょびしょになることもあったし、雨が降ったり止んだりすることが多くて夏はいやだったけど、おもいがけないギフトをくれることもあるんだな

目の前で起きたことをどう受け取るか
「よっしゃー行こー」って遊ぶのも
「あーあー」って下を向くのも
そりゃ全部そのときの自分次第だ

いつでもたのしくいられるように
いまをたのしく生きていこう

やれることをやれるときにやる
山の天気の教えはわかりやすくていい

山から自然から家族から仲間から
たくさんギフトもらったな

結局夜中もずっと雪は降りつづけた
明るくなっていま外に出てみた

朝のすっきりした空気がうまいな
あかるい空と雪がきれいだ

よっしゃーまたいい朝だ

大家族計画
コロナでできた時間をつぎにつなげませんか
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ではみなさんすてきな日を

五穀豊穣　
子孫繁栄　
大安吉日や　さかいひろし

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