🔴いつも大安吉日204 〜クレヨンしんちゃんがめでたかった話〜
【クレヨンしんちゃんはめでたかった】
朝と夜は涼しくなったねえ
毛布一枚だとちょいと肌寒くなってきたよ
冬がすぐそこらへんまで近づいてきて、やっぱり日の出もかなり遅くなってきた
暗いからなのかね?
ぼくもこどもたちも、少しずつ起きる時間が遅くなってきてるんだよね
朝の毎日の時間は集中したいから、二階の布団部屋の一画にぼくは座り込んでるんだ
それはやつらももちろん知っている
うるさいから隠れてるのにさ
「おーい」と昨日は外から声がした
起きた直後からなぜかみんなで木登りだよ
かわいいけどやっぱりうるさいね
おひさまより早く起きるようにしていこう
🔴なかなか止まれないからさ
そうげんはそのまま木の上にいた
板を上げてヒモを巻いたり、バケツをヒモでつなげてみたりして遊んでる
それにハマったのもあったし、ぼくが「店の片付け手伝ってくれよ」と言ったのもあって、そうげんはまた学校を休んだ
「ハンバーグだあ」とめずらしく好みのお昼を楽しみにしていたタマも保育園を休んだ
あまり体を動かすのが「よくない」と医者は言うけど、正直そこまでたいしたことないのにいつまでも止まってはいられない
「ゆっくりするのはこれで最後にしよう」と思っていたぼくは、「作業手伝ってくれたら午後は遊びにいこうよっ」て、こどもたちについつい言っちゃってたんだよね
遊びに行くことを予定して遊びに行くことなんて、その日暮らしじゃほとんどないからね
「こんなときだからそんな時間も過ごしてみたかったんだよね、ぼくが」
🔴愛と種
こどもたちのためにたのしく出来そうな片付けの手伝いを用意していた
インパクトドライバーと手回しのドライバーを使っての棚の金具外し
大工作業には欠かすことの出来ないインパクトの練習を兼ねて、ぼくの右腕になってジャンジャンやってくれるその日を夢見て
案の定やつらは楽しそうにそれを終わらせると、「もっとやりたーい」と言ってきた
お次は不要な棚のぶっ壊し作業
「解体」より「ぶっ壊していーよ、思いっきり『どかーん』とさ」なんて言うと喜ぶ
バールとハンマーを振り回しながら、たまにアドバイスしながら好きにやらせておく
ひとつの棚を壊す中でも、つかんだコツをモノにしてくのはさすが伸び盛りだ
その間にぼくもゴミの片付けが進んだ
朝に書いた「いつも大安吉日」を読んで、同じ大日向小学校の仲間が、背中の手当てとお話しをしにお店に寄ってくれた
手当てには想いを感じて傷がピクピクした
「ありがたいなあ」や「やさしーい」って気持ちは、目では見えづらいけど確実にそこにあるもので、「いい波動」がそこには起きる
波動とかって「何?」って怪しまれがちだけど、科学的にはもちろん、量子力学の世界じゃ当たり前の話しなんだよね
「見えるものだけがすべてじゃない」
「知らないことも知らない世界がある」
前の日にある程度見えた店の全体的な「想い」のイメージを、またアウトプットできたことでぼくの中でよりしっかりしたものに出来た
その仲間がこの店に持つイメージも聞けた
そして何よりうれしかったのは、「ひろしさん、めでたいって言葉よく使いますよね」と言ってくれたことだ
ぼくの中でのとっても大切なところなんだ
これはぼくも意識してよく使う言葉なんだ
言葉を聞くだけで頭の中には、「鯛が飛び跳ねて恵比寿様がニコニコしている」そんな絵が浮かぶんですよ
「大安吉日」も同じで、聞くだけでとにかくめでたさ溢れてきませんか?
昔から使われてきたこの言葉をぼくらは反射的に「縁起がいい言葉」って思いませんか?
そこなんですよね
体に染み込んだ、DNAに刻み込まれた、この「めでたい響き」が大切なんですよ
まあ、これだけなんですけど⋯
とにかくその言葉の持つエネルギーで、見えない波動にまでいい影響があると思うんです
まわりの世界はもちろん、自分の中の細胞にまでそうやっていい波を起こしてあげたい
だからぼくは「めでたい」が大好きです
「愛でる」からの「愛でたい」
「芽が出る」からの「芽出たい」
ここでもやっぱり「種」はキーワードだな
ちなみにうちのおかんがもう何十年と働いている「愛の店ダスキン」
キャッチフレーズは、「愛の種をまこう」
「愛」と「種」
これはまちがいなく要チェックだな
🔴尻を叩かれる映画
映画を観に行くことにした
上映時間とこどもといっしょなことを考えると、選択肢はひとつだった
「クレヨンしんちゃん」
はじめは「そうかクレヨンしんちゃんか」と、正直そう思ったよ
でもそういえば、映画版は昔からいい評判をよく聞いていたような気がする
「泣ける」とか「感動した」とか
ぼくははじまる前にはたのしみになっていた
こどもたちといっしょになって、しっかりじっくり最後まで観たよ
「はっきり言ってよかった」
あの世界観も、細かく散りばめられた笑いも、しっかりテーマがあるところもよかった
わかりやすく今の時代に投げかけるテーマが、こどもたちにも身近に感じられそうだった
そしてこれは「めでたい」からの流れだと思うんだけど、後半の山場で流れる劇中歌が、ぼくにはアツく心に「ズンッ」ときたんだ
リズムに合わせてはじまる掛け声
その声はだんだん町のみんなを巻き込み大きく地鳴りのように響き渡る
感じた人から動き出して、やがてその空気にみんなが動きはじめる
町が、国が、地球が祭りに包まれる
ひとりの少年からはじまったムーブメント
「やっちゃえばぁやっちゃえばぁやっちゃえやっちゃえやっちゃえばあ」
いつも尻を出してるクレヨンしんちゃんに、ぼくらみんなが尻を叩かれてるような気がした
この映画、なかなかに奥が深い
🔴一升餅やります
そんなこんなでたのしい時間でした
「めでたい」「お祭り」
そんなことに朝からチューニングが合わされた昨日は、とにかくめでたいいちにちだった
ここでひとつお知らせ
今度の日曜日は、うちのぼくちゃんの一歳の誕生日なんです
むかしは一歳まで生きることの出来ないこどももたくさんいたそうです
元気に生きている今は当たり前ではなくて、とっても有り難いことなんですね
なので元気に一歳を迎えられたことをお祝いして、うちは一升餅をつこうと思います
めでたく「よいしょっ」とやっちゃいます
もし気になる人は連絡くださいね
天気次第で変更になる可能性もありますので
「きょうもやっちゃいましょう」
ではみなさんめでたいいちにちを
五穀豊穣 子孫繁栄
大安吉日や さかいひろし
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