🔴いつも大安吉日55 〜ぼくの全財産〜
【ぼくの全財産】
「今月いっぱいで区切りをつけます」
伐採の親方に言っちゃった
といっても、もともとほとんどフリーだった
群馬にいるときこそ忙しい時期には週の半分以上を伐採作業をして過ごすことはあった
長野に行ってからは多くて週三日くらい
まったく行かない週もあったし、夏になれば仕事量も減ってくる
いつも何日か前に連絡がある
先まで予定が入っているわけじゃない
今月って言ったってもしかしたらもうないかも
そう思うと少しばかりさみしいけどね
でもやっぱりいまはあんまり大日向を離れたくないからな
今日が群馬での伐採の最後かもな
ケガしないようにしっかりつとめてこよう
🔴これまでの暮らしの中身
昨日の記事に書きました
うちにはお金がほとんどないこと
「だったらしっかり働けよっ」
普通にいったらそうなるのかな
でもうちはほどほどにやっていれば困ったことはなんにもなかったんだ
群馬時代の「暮らしの中身」はこんな感じ
田んぼは三反半で畑は一反くらい
夏と秋は田んぼと畑が中心だった
それも農家としてじゃない
自分ち用の米や豆や芋、それを食べるのと加工して遊んだりできるくらいの収量
出店もほぼしたことなかった
ガスは契約してないし電気代は月1000円弱
風呂も暖房も料理も完全に薪でまかなう
上下水道がない山
山の水をおいしく飲ませてもらってた
汲み取りは自分でひしゃくですくって天秤担いで山に撒いてた
こどもは最後の1年は保育園に行ったけど、ここにはお金はほぼかからなかった
自分で醤油や味噌は作ってたけど、他にも欲しい調味料やら食材もあった
それらはほぼすべてオーガニックで揃えてた
使うところにはしっかり使ってた
それでもお金が減ることもないし増えることもないくらいのほんのちょっとは稼いでた
まあ最終的にはその減らなかったお金は全額投資して水の泡になったけどね
まあちょろいよね
🔴いまの暮らしの中身
大日向に移住してまだ家も理想通り直しきれてないけど山の水と薪を使う暮らしはここでも整えていく
大きく変わったのはやっぱり出費
風呂はこれから作るからまだ灯油
元民宿なだけに電気のコンセントやスイッチもそこら中にあるから電気代もいまは2000円弱
まあこんなのはたいした額じゃない
整うまではしょうがない
おっきく増えたのは学費と家の購入費だ
学費は月々4万円くらいかな
「なんとかなるでしょ、とりあえず行こう」
そんな勢いで移住を決めたのは入学式のふたつき前だった
お金の準備も心の準備も一切なしだった
準備するお金もなかった
家は大日向のボロい古民家
田畑が二反くらいあるかな
これが二転三転しながら135万円で交渉成立
まとめて払うのは無理なので半年にいちど25万円ずつ払って二年間で支払いが終わる
先月末に払ったから残りが75万円だ
かなりなどんぶり勘定ではじきだしてみる
税金やらガソリンやらなんだかんだで
毎月出費は13万くらいかな
まあちょろいよね
🔴お財布の中身
大日向に移住したときはスッカラカンになって間もなかったからほぼゼロ
だからもちろんいまもないよね
ぼくの手持ちは5万円くらい
すにには聞いてないけど、すにもないでしょ
こども手当てが振り込まれる口座に40万円
コロナのおかけさまで、社会福祉協議会から緊急小口貸付けってので20万円
こどもたちのお年玉とかがたまって100万円
一応こどもたちのは今回はなしにしとこう
だから全部で65万円くらいか
ここに毎月4人のこどものこども手当て
これがいちばん安定して入ってくるね
細かいところは省いてるけどこれが全部
お金の全財産はこれだけしかない
でも、ナイに目を向けてもしょうがないぞ
「我が家の財産は65万円『も』ある」
千円札なら650枚だ
そうだそうだ何でもできる
だってぼくは元気に生きてるんだから
いやっまだある
いちばん大事な財産が
愛する家族と仲間がいるじゃないか
だからちょろいね
🔴約束するよ
ちょいと最後ふざけましたが、ここをしっかり踏まえて暮らしていこうと思います
大切な暮らしを大切につくっていくために
大切なぼくとみんなとたのしくやるために
大切なお金もしっかりつくっていきます
「なんとかなる」
これだけはなぜかずっとある
そのなぜかをしっかりしたものにしていこう
お金で自分も満足させて、まわりのみんなも満足させていくからね
大地にしっかり根をはって生きる
これは約束するよ
ではすてきないちにちを
五穀豊穣
子孫繁栄
大安吉日や さかいひろし
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