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活動再開。チームのまとまりを気にかける。

こんにちは。田原直弥です。

スポーツクラブや部活動、トップチームの選手たちは徐々に活動が再開されてきましね。休み明け且つ初夏の季節の変わり目なので、お身体に留意して、選手も指導者の皆さんも過ごされてください!!


さて、今日はチームの再始動ともあり、★チームのまとまりについて書いていきます。


再開に対する”喜び”と同時に、「以前に比べてチームワークが低下していたら…」「結果を出せるチームに少しでも早く仕上げたい!」という”葛藤”があるのではないでしょうか。

この記事はその解消に少しでも役立ててもらえたらと思ってます!

■チームの関係性と結果には因果関係がある

僕は少年サッカーの指導と小学校教員をしていた経験があり、長期休み明けに選手(とくにジュニア年代)の浮足立つ感情はよくわかります。

いつも以上に嬉しくなって騒いでみたり、逆にチームの輪になじめるか心配で再開することに勇気が必要な人もいたり…。

ジュニア年代に限らず、年齢が高くなるにしても約2か月間のチーム活動が停止していた中で休み前のようにいつもと変わらない取り組みができる選手は少ないでしょう。

そこで立ちかえって考えたいことは、

チームの関係性の質が高いほど、結果の質は高い

ということです。
(以前このことについて詳しく書きましたので気になる方はそちらを!)

ダニエル・キムの成功循環モデルで提唱されています。

チームの選手一人ひとりの感情が交錯する中、今後の目標に向けて活動していかなくてはいけません。

理想のチーム像とのギャップを感じるスタートになることも予想されますが、まずは関係性を深めることです。それが結果の質向上に繋がります!

■一体感とは?

そこで一体感について僕の考えを定義させてください。

【 一体感 】
チーム全体が
❶信頼されている
❷重要感がある
❸支え合う関係性
があり、一人ひとりの気持ちや考え、思いが一つにまとまること。

ですので、チームの活動再開と同時に❶❷❸の3つが保証されている状態であるか確認したいです。

2か月も顔を合わせていないチームメイトがいたら大人であっても一緒に活動のしずらさを感じます。

一人ひとりは信頼されているか?
一人ひとりに重要感があるか?
選手同士が支えあえているか?

を確認しながら、チームそれぞれの目標に向かっていただきたく思います。

■一体感はどうやって創られるか?

共にプレーする以外で、一体感を創る方法をまずは。

❶チームの理念・目指すゴールを共有する
❷日常を共に過ごす
❸正直レベルのコミュニケーションを取り入れる

より具体的に書いていくと、
❶では、共有するために
〈①映像資料を活用する②プレーブックを作成する〉があります。
チームの理想が映像として解れば、選手全員が意識しながら共に同じゴールへ向かうことができます。

女子七人制ラグビーのサクラセブンスの取り組みでは、過去のオリンピックでメダルを獲得した選手たちによる”凱旋パレード”の映像を見せているそうです。「私たちはメダルを取って凱旋パレードで笑顔で手を振るんだ!」というビジョンをもってチーム全員がひとつのゴールに向かっています。

❷では、〈①食事を共にする②遊ぶ〉などが挙げられます。
よく考えれば当たり前の話に思いますがもしかしたら一番大切かもしれません。

青山学院駅伝部の原監督は選手と共に寮で生活をしています。ラグビーW杯で活躍した日本ラグビーは270日間の代表合宿がありました。夏の合宿をのり超えるとチームの結束力が増したという経験は多くの方が感じていることでだと思います。それはきっと、チームメイトのことをより知ることができるからだと思います。なるべく多くの日常生活を共にする経験がより一体感を高めさせます。

❸では、日頃から正直に話すことができていればいいですが、そうでない選手やそうでない関係性がある場合があります。〈①安心できる環境にする②思いを言葉にして書く〉取り組みをお勧めします。

特に、日常で些細な感謝を伝える習慣のある選手は日本に多くはいない印象です。チームメイトに感謝を伝えることができれば、安心でき距離が縮まります。指導者から選手へ、選手から選手へなど感謝の手紙を恥ずかしいですが書いて渡すことも面白いかもしれません。

■スタートは肝心

チームのまとまりを【一体感】というをテーマに置き換えて書いてきました。

チームの活動が再開する時。選手に能力だけに目を向けず、一体感にも目を配りながら目標に邁進していってください。

選手がチームの活動に戻り、最大のパフォーマンスを発揮できるのは良い関係性があってこそです。

そのためにスタートは肝心になりますのでゆっくり準備なさってください!

活動が始まったチームもこれからのチームも、まとまりを気にかけるきっかけになれれば幸いです。


全ての選手がプレーに専念でき、目標に向かっていけるように。
多くのチームの活躍と発展を応援しています!!

それでは今日はこの辺で!


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