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サブ|インドネシアで、バスに無賃乗車してしまった、、、、

 インドネシアの首都のジャカルタ。KOTA駅というところから、近くのショッピングセンターまで行こうとしたときだ。

 インドネシアにはいろんな公共交通機関があるが、なかでも日本と異なるのは「トランスジャカルタ」という乗り合いのバンがあるところだ。

 こんなかんじの車だ。

 ドアは開けっ放しで走る。

 よく見ると、バスのICタッチみたいな機械があるのがわかると思う。

 で、グーグルマップで調べると、このトランスジャカルタがよく候補に上がる。しかも料金は0円(正確にはインドネシアルピー)と表示される。

 0円で乗れるとかマジかよ?と思いつつスマホで調べてみたら、なんかそんなようなことを書いてある。ただし乗るためには交通系のICカードが必要で、現金はNGということだった。

 幸いにも私は、交通系ICカードをもっている。さっき駅で買ったばかりのカードだ。

 よし、乗って見ようと決意

 トランスジャカルタには、行き先番号が小さく書かれていて、それを目ざとく見つけ、降りるときには、運転手に告げて降りなければならない。まぁ、なかなかハードルが高い。

 しかし、私は勇気を出して飛び乗った。

(言うまでもなく、車は停車しない。徐行してくれるので、その時に乗る)

 3人くらい乗ったかな。

 みんなICカードを読み込み部分にピッってしている。

 私も倣って、ピッとした。

 いや、ピッとはしてない。なぜなら読み取り機は無反応だったからだ。ICカードを読み取り機に、ガツガツした。

 しかし、どうにもならない。

 同乗している乗客が、なにか言っている。

「そのカードじゃだめだ」

「このカードじゃないとだめだ」

「ブルーカードじゃないとだめだ」

 みたいなことを言っているようだった。

 ちなみに車は、乗降のための徐行から急加速している。車内は高さ的に立つことは出来ず。私は手と膝をついたようた状況で移動して、とりあえず座席に座った。

 しかし、座ったところで、なにをどうすればいいのか、想像もつかない。

「どうすりゃいいんだ?」

みたいなジェスチャーと顔をしていたら、35歳くらいの女性が、ブルーカードを取り出して、ピッとしてくれた。

「私が、払っとくわよ」

みたいなことを言ってくれたように見えた。

「神か、、、」

しかし、私は日本人としてそれはちょっとまずいと思った。交通費としては十分と思われる額の紙幣を取り出して、差し出そうとした。

 そしたらその女性とその隣に座っている男性から「いや〜、もういいからいいから、、、」みたいな感じのジェスチャーが帰ってきた。

 私は、言葉に甘えた。

 降りたかったところからは1kmくらい過ぎていたけど、なんとか車を降りることが出来た。

(適切な方法で降りれたのかどうかはわからない)

 車は、停車しないし、高さも低い。

 手と膝を突きながら移動する形になる。

 まさにほうほうのていで脱出したというところだろう。

あとで調べたところによると、鉄道駅で買ったICカードは便利じゃないものだったようだ。他にも色々使えるICカードがあって、そっちを買っておけば、乗れたんじゃないかと推測している。
っていうか、そこまで詳しく調べてなかったけど、最初はコンビニで汎用性の高い方のカードを買おうとしていたのだけど、種類が多くてどれをかっていいかわらからないのとレジが埋まってたりして、店員に声をかけても、スムースにいくかどうかわからず、結局、一番書いやすかったICカードを買ったという背景

参考


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