公共交通機関は安全係数を高くとりすぎだと思う。リスクを取らず、空気になびいて、成長企業が出てこないという状況を表している。
公共交通機関は安全係数を高くとりすぎだ。
西鉄は昔は多少の台風でも、平気で運転していた。電車もバスも。
福岡の地下鉄は、地上部分は運休はあったけども、地下の中で折り返し運転できるところはどんな台風でも運転していた。
なにか大きな事故があったのならしょうがないが、聞いたことがない。
2年前、地下鉄は「台風でも、地下の往復運転はできるが、駅まで来るのが危ない」というわけのわからない理由で、運転を止めた。
そんなもん、自己責任だろう、、、
今回は、29日に暴風圏に入っても営業していたのは評価するが、30日は暴風圏から抜けていたのに、午前9時まで営業しなかったのは、ふざけんなと言いたい。
安全確認して順次運行みたいにいっていたが、地下の中での運転にあたって、台風の影響があるのか?と思う。
今日の朝、午前8時くらいに天神を歩いてみたけど、雨も風も大したことなくて、普通に車が往来していた。そのまま博多駅方面まで30分くらい歩いたけど、雨もやんで傘を畳んだりとか、そんな状況だ。
西鉄もバスは、強風域とかなら、路線バスは平常運転しろよと思う。
以前はやっていたんだから。
JRについては、崖の隣とかを走る部分があり、土砂崩れを考えると、地下鉄、西鉄よりは保守的にやらないといけないことは、わからんでない。
飛行機もそうだ。
飛行機の空港発着基準の風速は、航空会社によって異なる。
トレンド入りしていた福岡空港では、エバー航空がけっこう頑張っていたらしい。
エバー航空も平素の訓練とか、機体の強度とか、科学的に安全であるという十分な自信があってやっているはずだ。
これはエバー航空が普通であって、他の航空会社が安全係数を高くしすぎているだけのことだと思う。
あとは、パイロットがへたくそばかりなんじゃないか?ということも言ってみたいが、これは、事実と異なるだろうから、控える。
それで、二言目には「安全のため」みたいな思考停止ワードが出てくるのだろうが、とにもかくにも安全係数を高く設定しすぎだ。科学ではなく感情的な理由で、高く設定されている。
これが、近年の日本の風潮なのだろうと思う。
機材は昔より性能が良くなっているはずだ。公共交通機関の使命をよく考えて、かんたんに営業停止せず、少なくとも以前のような基準で運転してもらいたい。
それで、よく「なぜ、日本からユニコーン企業が出てこないのか?」みたいに言われる。
リスクを取らないとか、まずはやってみて失敗した改めるというやり方が許されないとか、そういう方面の理由をよく聞く。
それがあたっているかどうかはわからない。
しかし、それが当たっているとするなら、今回の台風で簡単に止まる公共交通機関と、それに対してこれといった批判の声も出てこない現状が、ほんとにその答えの正しさを示しているだろう。