2019年の大雨について

令和元年東日本台風(台風第19号)の影響で東日本や北日本を中心に記録的な大雨

天気:2020年5月より
2019年の梅雨入りは、九州北部から近畿地方にかけてはかなり遅かった。沖縄地方と奄美地方で遅かった。九州北部地方、四国地方、中国地方の梅雨入りは6/26頃、近畿地方の梅雨入りは6/27頃でいずれも1951年の統計開始以降最も遅かった。一方、九州南部と東海地方から東北北部にかけては平年並早かった。
梅雨明けは、沖縄地方と奄美地方でかなり遅く、九州南部から関東甲信地方にかけて遅かった。沖縄地方の梅雨明けは7/10頃で、1951年の統計開始以降最も遅かった。北陸地方、東北南部、東北北部は平年並だった。
梅雨の時期(6~7月、沖縄と奄美は5~6月)の降水量は、多い地方が多く、奄美、九州南部、東海、関東甲信の各地方ではかなり多かった。一方、東北北部では少なかった。

8/26~29
九州付近に停滞していた前線の影響で、九州北部地方を中心に大雨。
佐賀県を中心に河川のはん濫、浸水害、土砂災害が発生した。

9/8~9
千葉市付近に上陸した令和元年房総半島台風(台風第15号)の影響で、関東地方南部や伊豆諸島を中心に暴風となり、千葉県では電柱の倒壊が相次ぎ、広い範囲で停電が発生した。

10/12~13
令和元年東日本台風(台風第19号)が伊豆半島に上陸した後、関東地方を通過した。この影響で、静岡県や新潟県、関東甲信地方、東北地方を中心に広い範囲で記録的な大雨となり、河川のはん濫が相次いだほか、土砂災害や浸水害が発生した。

10/24~26
低気圧などの影響により、関東地方から東北地方の太平洋側を中心に大雨となり、千葉県や福島県を中心に土砂災害、浸水害、河川のはん濫が発生した。

→防災講座で使える、過去の災害の振り返り。

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