「生命はデジタルでできている」情報
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デジタル情報系として捉えた生命現象。
銀の皿さん
「ゲノムー38億年前に誕生した驚異のデジタル生命分子」という第一章から始まる本書。生命の遺伝子情報をコンピュータと比較しながら考えていく。
遺伝情報、というぐらいだから「情報系」として生命現象をとらえるのは当然の方向なのかもしれない。私はそうでないので想像でしかないが、コンピュータに強い人にはわかりやすい説明なのかなと思った。基礎的な部分はある程度知っているところであるが、「こういう風に捉えることもできる」という「視点を変えてくれる説明」だった。
最新の創薬や研究の現状を知る上でも役に立った。新しいタイプとして出てきた新型コロナウィルスワクチンはRNAワクチン。どういう原理なのかも本書を見ると理解がすっきりしてくる。
トランスクリプトーム。プロテオーム、メタボロームと耳慣れない言葉が多出するのは新しい考え方でとらえる試みなので仕方がないのだろう。そもそもディジオーム(DIGIOME)なる単語が「はじめに」で創出されている。
著者自身が最後に断っているのだが、細かいところはかなり端折って「全体の流れ」「重点」に絞って書かれている。その分少々の基礎知識を持って読んだほうがよいだろう。
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