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豚骨ラーメンの話・その3「京都のお気に入りの店・みよし」

前回に続いて、豚骨ラーメンの話。
私は京都で生まれ育ったと紹介したが、京都にも豚骨ラーメンの専門店がある。
京都のラーメンと言うと、北白川に名店が軒を連ねているし、全国チェーンでは「新福菜館」や「天下一品」は京都発のラーメン店として有名である。
もちろん味噌ラーメンや坦々麺、タンメンなどを出すお店もあるが、京都で豚骨ラーメンも提供するお店は正直あまり知られていないような気がする。
そんな中、私が多分十代の頃から通っていた豚骨ラーメンの専門店がある。場所は三条通り、高瀬川の川べりという料理屋や呑み屋が多数ひしめく所に店を構えている。
店の入口には白い長暖簾が掛けられていて、黒い文字で「長浜ラーメン みよし」との屋号が。福岡では、ラーメンの一大聖地として全国的にその名が知られる「長浜ラーメン」をメインに掲げている。
長浜ラーメンは、福岡に帰省した時、また20年近く暮らしていた時にも何度か足を運んだことがあり、純粋に豚の骨だけを長時間炊き込んだこってり・ギトギトのスープに、早ければ数十秒と短時間で茹で上げる細麺との組み合わせが特長である。
京都の「みよし」はカウンターだけの10席ほど、私が通っていた時はメニューはラーメンとライス、ビールのみで、餃子や鶏の唐揚げなどといったサイドメニューがまったく無いのも、福岡とほぼ同じスタイルである。
この話の続きは、またあらためて書くことにする。

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