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アート市場を拡げるために必要な『分かりやすさ』の力
もっと気軽にアートを楽しめる世の中へ
「現代アートってなんだか難しそう」――そんな声をよく耳にします。
確かに、専門的な言葉や高額な作品が並ぶと、アートは「一部の人のもの」に感じてしまうかもしれません。でも、本来アートはもっと自由で、誰もが楽しめるもののはず。
市場を広げるために大事なのは、単に「安いアート」を売ることではなく、作品の魅力や価値を分かりやすく伝えること。アートがどういうものなのか、どう楽しめばいいのかを、もっと身近に感じられる工夫が必要なのです。
価格が見えないと、買う気も起きない?
アートを買うときに最初に気になるのは「これ、いくら?」ということ。
でも、ギャラリーや展示会では価格が明示されていないことが多く、それが「買いづらさ」につながっています。価格の透明性を高めることで、アートに興味があっても一歩踏み出せなかった人が、気軽に購入できるようになるはず。
また、ただ「この作品は〇〇円です」と示すだけでは不十分。なぜその価格なのか、その作品にどんなストーリーがあるのかも伝えることで、アートの価値をより深く理解してもらえるようになります。
例えばですが、タグボートでは自社ギャラリーにおける展示の際に、価格の記載されたキャプションを作品付近に設置することはもちろん、オンラインサイト上でも価格を表示して販売しています。加えて、各作品をクリックすると作品のストーリーや説明も読めるような工夫も。
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「難しいアート」は必要?
アートの世界には、「分かる人にだけ分かればいい」という雰囲気があるかもしれません。でも、それが新しいファンを遠ざけてしまう要因にもなっています。
アーティスト自身が、作品の説明をあえて難しくしたり、哲学的な表現を使ったりすることもありますが、それでは伝わるものも伝わりません。せっかく素晴らしい作品があるのに、「難しそう」と思われてしまうのはもったいないですよね。
もっとシンプルに、もっと親しみやすい言葉でアートを語ることができれば、多くの人にアートの魅力が届くはずです。
そんな考えもあり、タグボートではギャラリーの展示に際して出展作家や作品の魅力についてわかりやすく、コラムで発信を続けています。(以下参照:「Plastics」展 2025年2月21日(金) ~ 3月11日(火))
アートの敷居を下げるためにできること
作品の説明をシンプルにする。価格を明確にする。アートの楽しみ方を丁寧に伝える。
このような取り組みを続けていくことで、「アートに興味はあるけど、なんとなく遠い存在に感じていた」という人たちが、もっと気軽にアートに触れられる環境が作れるはずです。
タグボートは、アートをもっと身近なものにするために、これからも「分かりやすさ」にこだわった取り組みを進めていきます。
【展示のお知らせ】
「Plastics」
2025年2月21日(金) ~ 3月11日(火)
営業時間:11:00-19:00 休廊:日月祝
※初日2月21日(金)は17:00オープンとなります。
※オープニングレセプション:2月21日(金)18:00-20:00
入場無料・予約不要
会場:tagboat 〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ・パークレックス人形町 1F
tagboatのギャラリーにて、現代アーティスト手島領、南村杞憂、フルフォード素馨による3人展「Plastics」を開催いたします。「Plastics」では、表面的な印象や偽りの中に潜む本質を提示した3名のアーティストによる作品を展示いたします。
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