日本のアート市場を動かすために：タグボートの挑戦
こんにちは、タグボート代表の徳光健治です。
「アートって、ちょっとハードルが高そう」そんなふうに思っていませんか？ 「興味はあるけど、どうやって買えばいいのかわからない」「なんとなく特別な人のものって感じがする」——よく聞く話です。
でも、本来はアートってもっと身近で、自由で、楽しいものなんです。
このnoteでは、日本のアート市場の現状をリアルに伝えつつ、タグボートが現在何を考え行動の指針としているのかを発信していきます。
日本のアートマーケットはなぜ停滞しているのか？
日本のアートマーケット、正直なところ「もどかしい」状況が続いています。
富裕層の数は増えているし、ラグジュアリーブランドや高級不動産は活況。それなのに、アートを買う人はなかなか増えない。このギャップ、一体何なんでしょう？
大きな要因のひとつは、「アートは特別な人のもの」という意識が根強いこと。アートフェアやギャラリーに行く人は増えていますが、実際に作品を買うのは全体の5%未満。
多くの人が「見ること」は楽しんでいるのに、「買うこと」への一歩を踏み出せない。
まるで、ショーウィンドウの外から美味しそうなケーキを眺めているだけで、実際に買って食べる勇気が出ない、そんな感じです。
このギャップを埋めるためには、アート購入のハードルを下げ、もっと気軽にアートと向き合える環境を作る必要があるとタグボートでは考えています。
コレクターが増えない理由って？
「アートは富裕層や専門家のためのもの」
こんな固定観念、まだまだ根強いですよね。でも実際は、アートにも色々な価格帯があって、初心者が気軽に楽しめる作品もたくさんあります。
もうひとつの壁は「価格の不透明さ」。
アートフェアやギャラリーでは価格が明示されていないことが多く、「値段を聞くのはちょっと気が引ける……」と思う人も多い。これ、日本人特有の文化ですよね。
「お品書きに値段が書かれていない寿司屋に入るのは怖い」
そんな感覚に近いかもしれません。
タグボートでは、この壁をなくすために、価格の透明性を高める取り組みを進めています。
「アートは投資になる」の誤解と現実
「アートは資産になる」
このフレーズ、確かに魅力的。でも実際は、そんなに単純な話ではありません。
世界のトップギャラリーが扱うアーティストならともかく、それ以外の作品は市場データが少なく、値動きも読みにくい。
「投資」と「投機」の違い、ここが大事です。
アートは短期で利益を出すものではなく、長期的に価値を育てるもの。株のデイトレードと、長期投資の違いに近いですね。
でも、資産価値だけで語るのはもったいない。アートの本当の価値は、作品がもたらす感動や美的体験そのものにあると思っています。
コロナ禍のアートバブルとその教訓
コロナ禍で、アート市場が一時的に盛り上がったことを覚えていますか？
旅行や外食が制限され、富裕層の消費がアートに向かい、一種のバブルが発生しました。
でも、パンデミックの収束とともに消費行動は元に戻り、アート市場も落ち着きつつあります。
この経験から学ぶべきなのは、短期的なブームに頼るのではなく、継続的なコレクター層を育てることが大事だということ。
アートフェアの課題
アートフェアって、さまざまな作品に触れられる貴重な機会ですが、まだまだ課題も多い。
特に、「価格の不透明さ」と「体験価値の向上」。
・価格が書かれていないと、買う側は戸惑う
・ブースの出展費用が高すぎて、中小ギャラリーの負担が大きい
タグボートでは、アートフェアを「買う場」だけでなく、「体験する場」として再設計することを考えています。
【まとめ】新しいコレクターを増やすには？
アート市場を広げるには、新しいコレクター層を育てることが不可欠。
そのために大事なのは、
・教育（アートの楽しみ方を伝える）
・エンタメ化（アートをもっと気軽に楽しめるようにする）
・透明性の向上（価格や購入プロセスを明確にする）
タグボートとしては、「アートを買う＝資産運用」という考え方だけでなく、「個人の情熱」や「推し文化」の視点も大事にしたい。
アートを買う楽しさや、作品を手元に置く感動を、もっと多くの人に伝えていきます！
今回キーワードとして挙がった上記３点にかかるタグボートの取り組みは、また別記事で詳しくまとめたいと思っています！
これからも挑戦を続けます！
アート市場の課題はたくさんありますが、だからこそタグボートは挑戦を続けます。
・アートをもっと身近にする
・価格の透明性を高める
・新しいコレクター層を開拓する
そんな未来を目指して、これからも発信していきますので、ぜひフォローしてください！
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