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時代の変化に挑むための安心感が見つかった! 〜経営理念をメンバーで見つめ直す〜

◼︎最初に(このnoteはこんな人にオススメ)

・組織の土台をつくる対話のイメージを見てみたい人
・個人や会社のブレない軸を描き出すイメージが欲しい人
・安心感だけでは何かが足りないと思っている人

手探りながら走ってきた創業1年。
たがやすは、「一人ひとりが輝く土壌をつくる」を掲げ、探求しています。

経営理念は磨いていくもの。
1年動いたからこそ、メンバー全員が肌で感じてきた、自社の感覚を言語化したく、ワークショップしました。

弊社メンバーひとり一人のストーリーを丁寧に取り扱い、お互いの関係性を深めながら、大切なキーワードが導かれていきました。

■結論として

■ワークショップでの気づき
・人との関係性の中で、大切なことが見えてくる
・一人ひとりのストーリーの根底に、チーム共通の価値観がある
・グラフィックは、対話を深めるためにパワフルである
■この時間に生まれたこと
・お互いにちゃんと見ているんだ、という安心感や関係性(関係性の構築)
・自分たちは、このために頑張りたい、という要素(行動指針の確認)
・これが大切なんだ!という高揚感(モチベーションアップ)
■たがやすのやりたいこと
①安心感のある状態をつくる(関係性を構築、土台をつくる)
②既存の凝り固まったものをこわす(リソースを棚卸しして分解する)
③分解されたリソースの再構築(共創、新しい価値を創出する)

■たがやすが組織として大切にしていくこと
・安心感/ 多角的視点/ 変化/ 分解/ 再構築/ ひとり一人の選択肢 / 小さく試す


ワークショップ全体像については、以下の記事を参照ください。

ここでは、3時間のワークショップで出てきたイメージを交えてご紹介していきます。
※グラフィック:出村 沙代(株式会社たがやす)
※ファシリテーター:荒川 隆太朗(NPO法人Gift)

目次

・一人ひとりのストーリーから、個人と組織の見えない価値が見えてきた。

一人ひとりが行動してきたことの中に、無意識に大切にしていることが隠れています。パートナー様と関わる際にも、とても大切にしているワーク。チームを構成するメンバー一人ひとりの想いは欠かせません。10人くらいまでは、「一人が話し全員が聞く。聞いて感じたことを伝える」を繰り返します。今回は以下の流れで実施しました。

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①どう見えているか(大切にしていること)をみんなが1人に伝える
②話し手がエピソードを話す
③聞き手が共感したこと、感じたことを伝えていく

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このようなイメージを、対話の言葉から描いていきます。

一部をご紹介します。

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仲間からイメージを伝えてもらう。見てくれているんだ、という安心感。そして自分の心も少しずつオープンに話していきます。

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抱えていた気持ち、過去の不安から、関わる人が安心感あるといいなという言葉が出てきます。

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正直に言うよね。これって、自分たちにも大切だよね

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平気なフリ、自分で何とかしようとしてしまうよね。といった気づきも

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今大切にしていること、自分の言動でたがやすの信頼を失いたくない。
透明性が大事だね。と言う話に。

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逃げだと思ってやっていることが、周りからはヨシとしてもらえる。
対話によって、弱点が強みにもなりました。

・対話から、たがやすがやりたい事が言語化されてきた

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一人ひとりのストーリーの時間を振り返りながら対話を進めていく中で、たがやすとしてやりたい事が大きく3つに言語化されていきました。

①安心感のある状態をつくる(関係性を構築、土台をつくる)
②凝り固まったものをこわす(リソースを分解する)
③分解されたリソースの再構築(共創、新しい価値の早出)

これが「たがやす」ということなんだ!
安心感を生み、一緒に固まった土地を耕し、新しい目を出していく。

組織の状態や段階によって、スタートが違います。今回は簡単に紹介し、具体的な話は、また今度紹介します。

①安心感のある状態をつくる(関係性を構築、土台、器をつくる)スクリーンショット 2020-04-12 23.49.37

組織によっては、こんなことが起きています

・上司と部下、チームとチームの関係が悪い
・部下が不満を抱えているのに、オモテには出てこない
・経営者の声と現場の課題が乖離している
・そもそもコミュニケーションが希薄
・心理的な安全を感じないので、意見が出てこない

個人的にもメーカーの製造現場で働いていた時に、現場で自分から大切な想いが出てきて、言葉にならないけれどなんとか伝えようとして、うまく伝えられない時、上司の「ルールだから」という一言や、「いいからやれ!」という一言に、組織の進化の芽が摘まれているように感じていました。ここをなんとかしたい。安心感は大切です。しかし、安心感だけでは組織は変わらない。

②凝り固まったものをこわす(リソースを分解する)スクリーンショット 2020-04-12 23.50.01

当たり前になっている仕組みはないか?そもそも、仕組みだけでは人の心は動かない。じゃあ、どんなことを大切にしていけばいいのか。今の組織で閉塞感を感じている、パフォーマンスが落ちている真の原因を多角的な視点を入れることで分解していきたい。

会社での経験上、普段感じている不満や不安も、安心感のある職場風土がある前提で、正直に出していくと、真の原因を当事者間で気づいていくことができます。私も、組織の中にいて、自分でもわからないけれどモヤモヤしている時は、苦しかった!ここを明らかにしていきたい。

経営者と会社のメンバー、課長と部下、課長同士、といった多角的な視点を入れて当たり前を見直していきます。

③分解されたリソースの再構築(共創、新しい価値の創出)

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分解されたリソースを、これも多角的な視点によって、丁寧にみていくことで、あるものとあるものを組み合わせて、現場にあった価値を共創します。

・たがやすの大切な価値観が顕在化した

組織のこれからの方向性/組織内部の関係性(全体イメージ)

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対話については、メンバーひとり一人のストーリーを丁寧に重ねていき、出てきたもので、たがやすの根底に流れている価値観が出てきました。

■たがやすが組織として大切にしていくこと
・安心感 / 多角的視点 / 変化 / ひとり一人の選択肢 / 小さく試していく

・所感(ただの安心感ではない。変化に飛び込むための安心感だ)

普段はパートナー様の悩みに応じて、ワークショップをしてきましたが、今回は自社においての実施。この1年は実行面が多く、感覚的に実施してきたことの根底に流れている価値観が、言語化されることによって、メンバー内のパワフルな共通認識ができました。経営理念も、これからの変化の時代、見つめ直しながら進めていく際に、こうやって仲間と一緒に、様々な角度から言語化していくこと、とても安心感があります。そして安心感を得ることで、変化に飛び込む勇気も湧いてきます。選択肢が増えるのです。人の変化に立会い、組織の変化に立会い、社会の変化に立会い、価値を届けていきます!

・まとめ

大切なことを大切にしていくために

・個々のストーリーには、組織の潜在的な魅力や価値観が隠れている
・対話を通じて、共通の価値観が顕在化する
・共通言語化することで、組織のパワフルな方向性が見えてくる
・メンバー同士の関係性の質向上が、まずは第一歩

あなたが大切にしていることは何ですか?

あなたの組織で大切にされてきたことは何ですか?

対話から、新たな価値創造、成長のポイントが見えるかもしれません。

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