
ICF(国際コーチング連盟)のコーチングの定義について考えたことの備忘録
国際コーチング連盟(ICF)は、アメリカで設立されたコーチング業界最大級の非営利団体であり、コーチングの公式な定義を示しています。
コーチングの定義
ICFジャパンが翻訳した日本語訳は次のとおりです。
Coaching is partnering with Clients in a thought-provoking and creative process that inspires them to maximize their personal and professional potential.
コーチングの定義の日本語訳
コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと
コーチングというと「質問」や「傾聴」といったコミュニケーションスキルが中心だと思われがちですが、この定義では一切スキルについて触れられていません。
ここで重要なのは 「クライアントが自身の可能性を公私において最大化していくこと」 であり、それこそがコーチングの本質だと私は考えています。
ただ、日本語の定義を読むと、「コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと」がコーチングの目的のように捉えられる可能性があるのでは?と感じました。
もちろん、パートナー関係を築くことは大切です。でも、それは あくまで手段の一つ であり、コーチングの目的は クライアントが自身の可能性を公私において最大化すること にあるはずです。
私も仕事としてコーチングを提供していますが、単にパートナー関係を築くことがゴールにならないよう意識しています。
コーチとしての役割を果たしつつ、クライアントが自身の可能性を最大化できるようサポートしていきたいと思います。