【中学受験】子どもの睡眠時間についてどう考えるか

塾に通い、補修塾に通い、さらに家庭教師も利用してーー。小学生というもっとも心身が健やかに発達する時期に、中学受験生は毎日がハードな日々です。一体、いつ寝るのでしょう。

特に6年生のお子さんは、塾の復習や宿題などをやっていると11時くらいに寝てしまうようですが、朝に計算ドリルや漢字などをやらせている保護者の方もいるようです。

それで学習の効果が上がっているかというと、そうでもないご家庭はたくさんあります。

なぜか?

睡眠が足りてないからです。

寝ている間に人は、体を癒すだけでなく、学んだことや覚えたことを脳の中で整理したり、嫌な記憶を相対化(和らげる)したりします。

ですので、睡眠が十分でないと、起きている時にさまざまなバグを起こすのです。

この教材もやらせたいし、この問題集もやらせたいし、先日のテストの復習もさせたい。そうなると、どうしても子ども睡眠時間を削るのが早いと考えてしまいます。

しかし、話は逆です。

睡眠時間を8時間なら8時間確保した上で、「何を削るか」について精査した方が合格への近道ではないでしょうか。なぜなら、人の短期的な記憶の量に限界があることについてはすでに証明されているからです。

中学受験によって得られるものはそれなりに大きいですが、子どもの心身を害して継続するほどのものではありません。お子さんにとって何が大切かを今一度考えたいところです。

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