【中学受験】フィジカルの力をどう借りるか
最近では中学受験の直前(例えば6年の夏休み)まで、習い事を続ける受験生がいます。
ぶっちゃけ良いことだと思います。
というのは、以下のような例があるからです。
長女が有名中に受かったのを良いことに、あるお母さんは弟の長男も中学受験させることにしました。ところが、長男は長女と違って物覚えが悪くマイペース。そこで、つきっきりで母親がサポートしているのですが、母親も中学受験したことがないので、いろんなことを調べたり家庭教師に聞きながら長男に教えます。いわば伝言ゲームな勉強です。
なのでますます時間がかかってしまいます。そうなると、長男を拘束する時間も増え、友達とのサッカーやキャッチボールの時間も減り、長男は運動不足になってしまいました。朝から勉強だといって睡眠時間を削られたり長時間拘束されることのストレスもたまり過食気味です。ぶくぶく太っていく原因が長時間の拘束や母親のサポート力の不足にあるのに、母親としては「子どもがたるんでいるからだ」という思い込みからますます長男に辛く当たります・・・
といった具合です。
勉強によるストレス解消は、ゲームや読書、散歩も良いけれど、フィジカルに解消するのがオススメ。水泳といった有酸素運動は、呼吸器系を強化し知的スタミナを持たせるのにもプラスですし、脳にも程よい刺激を与えます。
体操によって筋肉を緊張させたり緩めたりするのは、ヨガと同じでドーパミンの分泌量を増やし、イライラしていたことやモヤモヤしていたことを「相対化(客観的に見れるようになること)」させ、心を落ち着かせます。
これからの中学受験は、8時間程度の十分な睡眠時間と、体を動かす時間を確保した上で、プランニングする必要があるかもしれません。塾選びを始める際に体操教室や水泳教室選びも並行して進めると良いでしょう。