液状化と固体化は繰り返す。絶望せず漂う
去年、強く感じた孤独。さみしいよー、この先どうすればいいんだよー!
暗闇の中をひたすら走る感覚。
掬っても掬っても、こぼれ落ちていくところから、なんとか核っぽいものを見つけては、形作り捨てていく。
あの時の私は液状化から固体化に向けてもがいていたんだなぁと、はるさんのVoicyから気づいたので書き留めておきます。
妊娠、出産を期にぶつかった壁
21年の育休復帰後わずか4か月で退職を決めてから、私は真っ暗闇の中を走ってきました。
ここまでやっとの思いで築き上げてきた「仕事」と「経歴」を、夫婦間の役割分担という理由で失い、泣けるとかそんな甘いものではない絶望と向き合う日々。
でもこれ、今回が初めてじゃなかったんだよなぁ…
高校卒業前の冬と同じ
私は高校卒業前の冬になって初めて、経済的な理由からこの先の進路が無いとわかりました。
もっと早くからわかっていれば対処のしようもあったものの、このタイミング。学校もお手上げ。
そこから「学業」「仕事」「学歴」「職歴」「借金」「相続」と向き合う人生がスタートします。
とりあえず働くしかない
まずは今日生きるために働く。
次は明日生きるために働く。
次は1週間。
1ヶ月。
半年、1年、3年、5年…未来。
安心して生きることを達成させてからでないと、未来の話なんかできません。
この時の私は親のお金で大学に行っておきながら、学びを活かした職に就いていない同級生が本当に嫌だった(笑)
周りのキラキラバイトが羨ましくて憎かった。
仕事は私の誇り
そこから、なんやかんやで築き上げてきたのが前職の仕事。
14~15年の重さ。
あの頃はまだまだ学歴重視で、あぁあのルートには行けないのか…とわかってからは、どうすれば別ルートでもたどり着けるか考えて調べて考えて調べて。
ワンチャンいけるかもと挑戦してしっかり敗れて。
だからこそ、学びたかった理系の職種に就けたことは私にとって大きな誇りであり、究められる環境が幸せだった。
そんな簡単に手放すわけにはいかなかったんだす。
とはいえ…こどもと天秤にかけたら、そりゃこどもとの時間の方が圧勝するわけで。
液状化は繰り返す
で、話を戻すと、きっと私は高校卒業してから14~15年かけて、液状化した人生の中から小さな核を見つけては形作り捨てる…を何度も何度も繰り返して、やっと、固体化させることができたんですよね。
それがまた、妊娠、出産を期に人生が液状化した。
絶望は、2倍。いや10倍ぐらい。
そして、21年から2回目の固体化に向けてもがいているのが今。
でも悲しいかな、液状化って何度も何度も繰り返すんですよね。
それを人によっては不確実な時代、VUCAと言ったりもする。
大切なのは絶望しないこと
健康な心を持ち、楽しい人生を謳歌するには、絶望しないことが重要。
すぐ人生は液状化するし、その度に固体化に向けて自然ともがく。
そういうもの。
必要以上に悲しむことはしない。
液状化したものをどう形作ってもよし。
細く長く、太く短く、独創的でも、周りに馴染ませても。なんでもよし。
もうそれぐらい頭をふわふわとさせていないと、この世の中はやっていけない。
最終的にみんな笑ってたらOK、これぐらいふわふわと漂う。
ただ、観察はする。
はるさんのVoicyをヒントに、私の迷いも、当たり前にあるもの、そういうものと腹落ちしてスッキリです。