芍薬(シャクヤク)のように。
最近、突如として好きな花ランキング上位に躍り出た、「芍薬(シャクヤク)」。
所作、立ち居振る舞いの美しい女性を、
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
などと形容しますが、その芍薬です。
少し前までは、洗練されて凛とした印象の「カラー」などの花が好きだったのですが、最近はめっきり、大振りで派手で、お花!というアピール力の強めなものに惹かれます。
もしかして、以前まではちょっと自分に無理をしていたのかなあ。
見た目が女らしいせいで、男性なら遭わないようなイヤな目にも遭ってきたことや、女だからという理由で仕事の正当な評価をしてもらえなかったことで、自分の持っている女性性を抑えよう、殺そうとして過ごしてきた節があるように思います。
でも、本来の自分が持っているものを抑え込んだり違うフリをするのって、自覚しているか否かは別として、本当はけっこうしんどいものですよね。
男性と張り合うために“男性のように”ならなくてもいいし、女性だからって無理に“女らしく”しなければならないということでもない。
少しずつそういう風潮を感じられる世の中になってきたような気がします。
その人らしさが尊重されて、お互いに認め合う社会に。
自分にとって心地よい方へ、軽やかに。
テレビでアンミカさんをお見掛けするたびに、
「女性性をおもいっきり謳歌していていいなあ、素敵だなあ」
といつも思います。
自分が自分であることを楽しめるようになるって、いいことですね。
好きなものは好き!って言えることは、ひとつの強さであり、ぶれない芯でもあるかも。
というわけで、ちょっと前までかっこつけて「そうじゃない」ぶっていたけど、やっぱり私はかわいいもの、美しいものがスキです!笑
今年は芍薬のシーズンが長いそうです。
産地で雪が多かったせいで、種まきが遅くなって、その影響で時期が遅めになったとか。
おかげでいろんな種類の芍薬を長く楽しめて嬉しい限り。
中でも、「かぐや姫」という品種は圧巻の美しさでした。
花の大きさ、香り、色合い、姫というより女王のようなゴージャスさ。
大きさ、伝わりますでしょうか?
芍薬のような人になりたいなあ。
Tafra
生田 愛佳
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