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10cmってこれくらい?

ブラウン管の中、ポンっと前に一歩出て彼がそう言った
「キスまで10cm」なんてセリフがあったのか、歌があったのか、脳内操作だったか、なんかそんなキャッチフレーズだったのだろうか、これに関してわたしの記憶はあてにならない。でもバックで流れていたのは「喝!」だったような気がする

渚にバイク倒して~ お前探してるよ
青い夏が来るのさ 夕暮れをにじませて

でもある説では「100万粒の涙」だという人もいる・・・・だからこの記憶もあやふやだ。申し訳ない

ダ~イヤモンドの かわ~り~に~

どっちだ!? 忘れちゃった

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このCMが流れるたびに、母親にシャンプーの買い替えを懇願していたが頑なに拒否られ、なんて自由にならないのだろうと思った。あの頃はエッセンシャルのオレンジ色がダントツだったにもかかわらず、我が家はずっと変わらずメリットを使い続けていた
ある日、同じファンの友人に「そんなの小遣いで買えばいいじゃん」といわれ、目からうろこを落としたわたし・・・・が、買ってはみたものの、髪質が劇的に変わるとか自分にとってのメリットなどはまったくなく、CMに踊らされて終わっただけだった

思えば「女」であることを意識したのはシャンプーの匂いを気にしだしたこの頃かもしれない。髪の毛が妖怪アンテナの如く飛び跳ねていようとも気にせず学校に行っていたのに、異性を意識しだした途端これだ

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わたしの記憶が正しければ、過去にファンレターを出したのは、後にも先にも彼だけだった・・・・届いていたかは定かではない。とても恥ずかしい文言を並べた
あえて「だれ」とは言いたくない。なぜなら今は、彼をそれほど好きではないから…そこは大人の事情と思っていただきたい
なんだろうね、19日生まれの人って「異性を見る目がない」のだそうだけれど、そういうことなのかな?

小学生当時のわたしは「明星」とか「平凡」とかを買うタイプの少女でもなく、かといって定期購読していた「りぼん」や「なかよし」も、すべてに目を通すほど漫画好きな子どもでもなかった
単行本という存在を知らずに、中学生になるとそれらの購入をやめて馬鹿の一つ覚えのように買いあさることになるのだけれど、その話はまた別の機会に・・・・


シブがき隊は今や、その存在を知る人もあやしいくらい、もはやジャニーズ事務所でもない今、彼ら3人を結び付けて考える人もどれくらいいるのだろうか・・・・
少年隊も解散こそないが、ニッキとかっちゃんが退所するという。「令和」という新しい時代になった今「昭和」という時代は、子どもの頃のわたしたちが、まったく想像できなかった「明治」とか「大正」みたいな過去になりつつあるのだろうか? でも、自分の親もかろうじて「昭和」生まれだから、もうひとつくらい時代が変わるまでは「昭和」はまだそこまで遠い過去でもないのかな?

なんだか複雑な気持ち・・・・


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ひらさわ たゆ
まだまだ未熟者ですが、夢に向かって邁進します