妄想家族 『聞き耳頭巾』
昨日の朝は、鳥の声で目が覚めた・・・・
実に優雅な、とは言い難い朝だった
鳥のさえずり~♪ などというかわいいものではなく、
あれは明らかに揉めていた(笑)
とにかくすごい
まさに「ギャーギャー」わめいていた
あれがカラスだったのなら、不幸を想像してしまうほどに騒いでいた
ここに住んで10年ちょっと・・・・
鳥に起こされたのは初めて
階段の窓を開けると、後ろの家が見える
後ろの家はとても広くて充実したお庭を持っている
充実というのは、もう少し経つと真っ赤なおいしそうなトマトが実る
トマトだけじゃないけれど、背の高いトマトが一番よく見えるので
母はあれが羨ましい
毎年、欲しくて欲しくてたまらない
ラプンツェルの妊婦の気持ちが解るようだ
それはさておき、鳥だ・・・・
無知な母はあれが何かは解らない
普段の鳴声もあまり耳に優しくはない「ビービー」って感じ
それがたくさん居た、一本の木に少し尾の長いビービー鳥が何羽も!
羽ばたいては枝に移り、枝をしならせては羽ばたく、それは忙しく
遠くの電線に居る別な雀大の鳥も、なにやら野次を飛ばしているようだった
非情~にうるさい・・・・
けど、大変興味深い
なにを揉めてるんだろう?
子どもたちに聞いてみた「今日はうるさくない?」って
当然気づいてないし、どうでもいい…と
でも・・・・
父曰く「そりゃそうだろ、うしろの庭、綺麗に刈ってあったべ?」と
それこそ母は全然知らないし、眼中にもない
おもしろい
母は畑の実りしか見てないけど、父は庭の手入れ具合を見てるのか
いや、決して夫婦で覗いているわけではない(念のために)
そうか、住処を荒らされて「ギャーギャー」やっていたのか・・・・
でもなぁ、そんな小さいことではなく、まさに揉めてたんだけどな
今朝は静かだった
遠くで「ビービー」聞こえるだけ
鳥の会話が解ったらこのもやもやが消えるのに・・・・
聞き耳頭巾が欲しい
まだまだ未熟者ですが、夢に向かって邁進します