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わたしの睡眠、お父さんの急変。
お父さんの急変は、深夜いきなりくる。
その時お父さんの気配だけで起きて、緊急時の対応ができるようにと、この1年間、睡眠薬を半分にして熟睡する時間を短くし、後は浅い眠りのまま、睡眠時間も短くして生活してきた。
しかし、統合失調症の患者にとって、睡眠時間の短縮は、自殺行為である。
脳の疲労が全く抜けないまま、1日1日、1週間2週間、1ヵ月2ヶ月、半年1年と、1年経過して、昨日今日おかしくなった。
まず電気がつけられない。
刺激と言う刺激に耐えられない。
頭に膜が張ったように、重たく鈍い疲れが脳みそから抜けきれず、目も開かず、ただ、怖い怖いと床に這いつくばったまま、呼吸をするのさえ苦しい。
お父さんと話し合った。
私が睡眠を元に戻してしまったら、おそらく私は熟睡してしまい、深夜早朝の、お父さんの急変に気づけない。
救急車が呼べない。
お父さんが命を落としてしまう。
しかしこのまま行ったら、私の方が完全に潰れて、共倒れである。
いや、それ以前に、昨日今日でもう、蓄積された私の脳の疲労は限界に達し、統合失調症の特有の症状が出ている。
私が限界である。
無理をしてこのまま暮らせるかと言うと、まず無理だ。
私が生活を回せない。
仕事も全くできない。
お父さんの命と、自身の憎々しい今。
これまで私は、お父さんの呼吸の様子や急ないびき、喘鳴やお父さんの動く気配、それらを全て察知して、お父さんの急な発熱や状態の悪化、そういったものに対処した。
明日の精神科で、睡眠薬を戻してもらい、私はもう睡眠を取るしか道がないが、今後もあり得る、急激な肺炎の発症など、睡眠薬を元に戻して熟睡してしまっては、私は気がつけないかもしれない。
お父さんは命を落としてしまうかもしれない。
苦しい二者択一である。
私がもうダメなのだ。
日常生活が送れない。
私が睡眠を取ると言う事。
私が熟睡すると言う事。
お父さんのとの日々に、覚悟するしかない。
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