音楽ジャンルと言語習得の共通点
私がDJを始めたのは1年と少し前。よく聞かれる質問は「何ジャンルのDJ?」かということ。とても困る質問だ。
私にとって様々なジャンルのDJをする経験は、違う国の言語を習得して、今まで話したことのない人とコミュニケーションができるようになる体験に似ている。
音楽は国や世代を繋ぐ共通言語だと感じることがよくある。言語よりも記憶に残りやすい音楽は、ストリーミングなどで世界のどこにいても誰でもアクセスがしやすくなって、言語よりも力強いコミュニケーションツールかもしれない。
だから私はもっと色々な音楽を知りたいし、その中のお気に入りをDJという方法で発信することで国や性別や年齢を超えて、沢山の人と好きを共通言語にしたコミュニケーションをこれからも取り続けていきたい。
それぞれのジャンルでプレイする難しさも異なるし、抑えるべきポイントの様なものが違うことに気がついた。だからどのジャンルやツールを扱うと誰がどのくらい上手くてまずいのか?計ることは難しいし、全くしなくていいと私は思う。
この音が好きだ!という気持ちと、その好きに共鳴する人が繋がっていくことが最も重要で、それはポジティブなエネルギーの交換であって、とてもユニークで素敵な体験だから。