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大きさが微妙な食事パン

本日のパンは、『やわらか玄米パン』です。

いつも通り仕事終わりのパンを物色すべく、スーパー内のベーカリーコーナーをうろついていた時のこと。
自分がベーカリーで働くようになると、しばらく興味を失っていた市販のパンもチェックするようになったのです。
大手製パン会社から、地元により近い中堅の製パン会社まで、なんてよりどりみどりのパンたち!
いくら焼きたてを売りにしているインストアベーカリーでも、うかうかしているとこのようなお得で目新しい市販のパンにヤられてしまいそうです。

そんなパンの中から発見したのが、『柔らか玄米パン』でした。
色といい形といい、地味ながらとても存在感のあるコレ。
玄米パンとあるので形状は納得しましたが、この微妙な大きさにはちょっと首を傾げました。
さてこのパンはどうやって食べるのか?
そのまま食べるロールパンとしても、なにかを挟むバンズとしても、ちょっとデカ過ぎやしないか?
かと言ってカットして食べるにしては、いささか小さいみたいだし。

結局半分にカットして、そのまま食べてみることに。
するとですね。
とーーってもおいしかったのですよ、玄米パン。
無骨な色合いと形そのまんまの味わいで、玄米好き穀物好きの人だったら絶対ウケるんじゃないかしら。
ただやはり半分の大きさで十分なので、2個入ロールパンとした方が断然食べやすいのにとは思いました。

このパンを作っている会社は、エーワンベーカリーです。
実はワタシ、製菓学校時代にこの会社でバイトをしていたのですよ。
今ほどパン専門店がなかったあの頃、すでにチェーン店としてあちこちに店舗を出していたエーワンベーカリー。
ドック型のチーズパンとか白ゴマたっぷりのゴマパンとか好きだったなぁ。
でもスーパーにまで卸しているとは、知りませんでした。
少なくとも家の近所の、4,5軒あるスーパーでは見たことがありません。
スーパーによって取り引き先が違うので、たまたまこれまで気が付かなかったのでしょうね。

そんな訳でまたしてもパン購入のターゲットが増えてしまいました。
いやいやもちろん、仕事先のベーカリーコーナーのパンも制覇していきますとも。
パン絵のモチーフが途切れないのは、練習する上で素晴らしいことですしね。
これからもいっぱい描きますんで、乞うご期待!


使用した筆
     主線…滲んだインク
     生地…粘土
     手粉…スプラッター

いつもはぼかし気味の主線をハッキリと。しわしわの皮が玄米パンの特徴だったので。     
9✖️14センチほどのナマコ型でもっちりした感じ、出ているかな?

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