想定外のキッシュパイ
本日のパンは、『ほうれん草とベーコンのキッシュパイ』です。
ワタシにしては大変珍しいタイプのパンを、仕事先ベーカリーにて購入しました。
お惣菜系です。
しかもキッシュパイ。
おそらく冬限定で、これからのパーティーシーズンに合わせた、ちょっぴりおしゃれなディナー向け商品です。
パーティーともディナーとも無縁のワタシが、なぜこれを選んだのか?
それはたまたまこれを品出し用にパック詰めした時、大きさの割には重量感があって非常に興味を持ったからなのです。
小ぶりなこのキッシュには、一体どんなものが詰まっているのかしら?
キッシュというからには、チーズやら卵使用のペーストやらがベースになってるのでは?
あくまでもうら覚えのイメージでは、キッシュはこんなに重量感のあるフィリングではなかったはず。
そんな好奇心が抑えられず、全然柄でもないパンを選んじゃったわけです。
では試食の前に、まずはカットして中身をチェックしてみましょう。
そしてびっくりしました。
断面から転がり出てきたのは、ゴロゴロジャガイモのポテトサラダ。
すぐにそれだとわかったのは、別のサンドイッチのフィリングだったからです。
使用する具材は数種類のパンに併用していますが、まさかキッシュに使っているとは。
そりゃ重くもなるでしょう。
でもこれでキッシュとして大丈夫なのでしょうか?
結果から言いますと、大丈夫でしたよ。
むしろ、思ったよりずっと食べやすくて美味しかった。
中身全部がポテトサラダか?と思ったのはワタシの勘違いで、適量のポテトサラダは入っていましたが、あとはホワイトクリーム(乳製品ベース)でほうれん草をまとめる感じのフィリングでしたね。
調べてみると、キッシュとは生クリームや卵ベースのフィリングをパイに詰めて、チーズをのせて焼いたものが主流のようですが。
うちのキッシュはポテトサラダを加えることで、ホワイトクリーム単独よりも味付けがあっさりとして、更にポテトが食感のアクセントにもなっています。
ただ卵好きのワタシとしては、卵主流のキッシュがあれば絶対買うのになぁとは思いましたけど。
たぶん温めて食べる前提で作っているのでしょうが、温めすぎるとフィリングがモロモロした食感になるし、バターの香りも強くなるので、ワタシは常温で食べた方が好みでした。
でもこういう濃厚な味と香りが、お酒と共に楽しむディナーには合うのでしょう。
やはりワタシの柄じゃない種類のパンでしたが、とりあえず重量感の謎がとけてよかったと思いました。
使用した筆
主線…細書き
キッシュ表面…平ブラシ
キッシュ断面…円ブラシ
パイ皮…三角座