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名は体を表すのパン

本日のパンは、『具っと!フランス(ごろっと濃厚チーズ)ハーフ』です。

この親父ギャグ的なネーミングに、最初は引いてしまったワタシ。
でもまぁその通りのパンなので、分かりやすくていいかもと今は考えております。
これはシリーズ化されていて、以前別のフィリングのものをここで取り上げました。

この時は実際製造に関わっていないので断言はできないと言い訳しつつの予想でしたが、少し前に麺台にて成型させてもらう機会があったのですよ。
ラッキー!
正真正銘20数年ぶりのパン生地分割&成型。
なんとか体が覚えていたようで、大きな失敗はせずに済みました。
その時に『具っと!』シリーズを手がけたのでした。
おおお、フィリング自体と生地との対比がよくわかるぞー。

生地はもちろんフランス生地、バタールサイズを綿棒で長方形にのばします。
そこに端から端まで2種類のチーズダイスを散りばめるのです。
あとマヨネーズも絞ったっけ?
なんかそれだけじゃなかった気がするのですが、早々と忘れてしまいました。
とにかく満遍なくチーズを散らす事が重要なのです。
細かく巻き込んで両端と巻き終わりの生地をしっかりつまみ、上部3か所?にカットを入れてからホイロへ。
発酵後焼成前にパルメザンチーズをふりかけるのだと思います。
いや霧吹きで水をかけてチーズ、ホイロでしたっけ?

とにかく製造過程を知った上で食べるパンは、ワタシにとって格別でした。
それがどうしたと思われるかもしれませんが、この味と食感はあの成型のおかげなのかなどと考えるのは、非常に楽しいのです。
チーズの散らし具合は確かに影響大なので、気をつけなくちゃとか。
水分はちゃんときらないと、成型が失敗しやすくなるので要注意とか。

そして具を強調するパン名からもお分かりのように、このフランスシリーズはフィリングを楽しむパンだと思います。
だけどやっぱり、多けりゃいいもんでもないんだなと痛感しました。
どれもハーフサイズを大きく3等分して販売している具っと!シリーズですが、どうしても具が少なめになってしまう端っこも、チーズの場合だと香ばしくて美味しいのですよ。
きっちり巻き込まれている中央2切はチーズ感満載ですが、その分パン生地が少なくてワタシには少々重すぎました。
同じ還暦女子3人でシェアしたので、各ピースを更に半分にカットしてちょうどいいくらい。
白ワインのお供に美味しくいただきました。

いくら濃厚で具材がたっぷりでも、適量じゃないともはや消化しきれない今日この頃。
この具っと!シリーズには、あと『オニオン&ベーコン』という種類もあるのですが、こちらは更にヘビィそうなので、食べる機会はないかもしれないなぁ。


使用した筆
     主線…Procrateペンシル
     生地断面…タブレイク
     生地表面…岩壁
     ゴーダチーズ…Oil brush

どうにも面白く描けないので、調整→グリッチ→アーティファクトをかけてブロックを散らした。

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