❽ Pちゃんのルーティン
常に活動する変温動物
“今期最大の寒波”とやらで、1歩も外出したくない日々が続きますが、そういうわけにもいかないのが辛いところですね。
せいぜいお家時間は、暖かく過ごしたいものです。
以前Kindle本として出した『4匹ぐらし』でも描いたのですが、うちの家のベスト部屋は、トカゲ2匹のケージがある東南角部屋なのですよ。
静かで日当たりもいいし、もちろん冷暖房完備です。
現在同居中のワタシと息子Mはそれぞれ自室があるので、たまたま空き部屋をトカゲ用に提供したのでした。
ところで日中家にいる時間が長いワタシも、そこで過ごす事が多い。
Mはトカゲ部屋をなるべく暖かくしてほしいと言うし、それなら節電のためにもワタシがそちらにいた方が効率がいいのでね。
でもいざそうやって気づいたのですが、Pちゃんの活発さは尋常じゃない。
ずーーーっと動いているんですけど。
変温動物って、冬はじっとしがちじゃないの?
現にもう1匹のFちゃんの方は、シェルターの中で引きこもっているんですけど?
もしやPちゃんはトカゲじゃないのでしょうか?
ありえない騒がしさ
活動内容を観察してみると、広いケージ中をくまなく歩き回っているようなのでした。
レンガ台をスタート地点とすると対面の壁まで行き、そこで壁に沿って水場へ。
水場では果てしなく出入りを繰り返してから、全面のガラスを行ったりきたり。
そしてガラスをなぜか軽くコンコン鼻面で叩くのでした。
気がすんだら再びレンガ台からやり直しです。
Pちゃんはどうやら反時計回りに動くのが好きなようで、水場の出入り以外のルートはだいたい同じみたい。
まぁそれはいいんですが、何をするにしてもやたら音をたてるのはどういう訳なんでしょうね?
ガラス面のコンコンしかり、水場へ入るガタンしかり、単に移動中もズザザズザザと重たそうなしっぽの音?がするのです。
合間にお皿を蹴散らす音がガチャンと響くし、ホントありえない騒がしさなのでした。
たった1匹だけなのにね。
実は寒がりPちゃんの必殺技
そんなPちゃんも変温動物らしく、じっとしている時もあるのです。
そんな時、ケージの中にPちゃんの姿は見えません。
散々自分が踏み散らかしたペットシーツの下に、ちんまりもぐっているのです。
ちゃんと鼻先だけは外に出して、くるんとシーツにくるまっている姿は、いかにも心地良さそう。
そういうところも、Pちゃんはとても上手なのです。
これぞ年の功ってヤツ?
ワタシも見習いたいですね。