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パケ買いしました

本日のパンは、『コッペパン チーズ(雪印メグミルク(株)監修』です。

おそらく想像のレベルを超えることがないであろう、市販のコッペパンにワタシが手を出した理由はたったひとつ。
ワタシのイラストのすみっこにちらっと入れている、コッペパンのパッケージに惹かれてしまったからでした。
半世紀前からすでにポピュラーだった、6Pチーズのぱっきりしたデザインとカラー。
これをイメージしたクリームが入っているらしいのですが、あえて『コッペパン チーズ』としたところもそそられるではないですか。

ところでワタシ、6Pチーズ自体は苦手だったのですよ。
ネチっと歯にひっつく食感も嫌いだし、なによりチーズの匂いがダメでしたね。
大人になってクリームチーズから徐々に慣れるまで、絶対自分からはチーズ類を求める事はありませんでした。
だからはっきり言って、期待はゼロ。
好みでないパンを食べてみる酔狂なセレクトなので、その辺りは諦めていました。

ところがです。
思ったより悪くない。
というより、いい方寄りの悪くなさです。
変な言い方ですが。
少々しょっぱめのチーズクリームの中に、ちっちゃい角切りチーズがきちんと入っていて、なるほど6Pチーズっぽさは出ています。
さすがに6Pチーズは使われていないそうですが、イメージとしては成功していると言えるでしょう。
コッペパンを開いてチェックした時には少ないかもと思いましたが、しっかりめの味付けなので十分でした。

この1週間ほど、ボージョレ・ヌーボーの関係で、うちのベーカリーコーナーもチーズ&フランスパンフェアが続いています。
パン的には頼りない生地ですし、ワインと楽しむタイプの種類ではありませんが、朝ごはんに合いそうなコッペパンだと思いました。
塊としてのチーズではなく、こんな風にクリーム状でパンと一体化していたら、子ども時代のワタシも好きになっていたかもしれません。

そしてやっぱり6Pチーズのデザインは素敵だと思いますね。
だけど今回のパンを開いた絵は、どうやっても面白く描けなくて残念。
こういう映えないビジュアルを楽しくそれっぽく描けるようになることが、今後のワタシの課題です。


使用した筆
     主線…ナリンダーペンシル
     生地…オールドスキン、ゾンビスキン
     クリーム…レクタンゴ

気泡荒めのパサパサしたパン生地を現したくて迷走したが、いまいち納得できず。
クリームのレクタンゴという筆は、割と合っていたと思う。

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