10月15日、初めての俳句から100句達成~要するに振り返ってみた
2021年10月15日。
人生で初めて、俳句というものを詠んでみました。
何のために?
ふとしたきっかけで知った企画に、参加するためです。
もともと国語が好きで、私は一時期短歌をやっていました。
俳句については、プレバトで観る程度。
なので、企画に参加したといっても、まぁ私の俳句じゃ大したことはなかろう、と思ったのです。
ところが。
予選に残り、決勝には進めなかったものの、審査員賞(アポロ賞2位)をいただいてしまいました。
人生が変わりました。
白杯以降は、俳句幼稚園に入園し…
日々、俳句を詠んで過ごしております。
そこから何を思ったのか、すみかさんにご協力いただき、俳句企画「俳句詐欺師を開催しました。
匿名で色句(エロ句)を投稿し、講評しあい、最優秀句を誰が詠んだのか当てる、という企画。
アレは楽しかったです。
マジで。
さて、今回はこれまで詠んだ百句のうち、自分が気にいっているものをご紹介します。
自分の振り返りの意味も、こめて。
《10月15日~10月末》
朝寒に脚をからめて二度寝かな
(10/15、アポロ賞2位)
背中這う指も冷たき寒露の夜
(10/20)
参道の石仏朽ちて秋時雨
(10/30)
《11月1日~11月15日》
朝露を浴びて秋薔薇花手水
(11/1)
菩薩の眼切り出す印刀冴ゆる夜
(11/7)
シングルの布団にふたり朝迎え
(11/11)
11月といえば、「袈裟3句」が自分でも気にいっています。
袈裟かけて時雨の山をひとり行く
冬ざれに袈裟かけ我は法に生き
袈裟かけて朝の勤行鐘凍る
法→仏の教え
(すべて11/15)
《11月16日~11月30日》
燈明に仏の慈悲を見る冬日
(11/21)
豆電球情炎燃やす霜夜かな
(11/21)
冬菜炊くやもめ暮らしの君のため
(11/28)
《12月1日~12月12日》
恍惚の極致山茶花はらり散る
(12/1)
紅葉散る風のひとすじ大伽藍
(12/3)
水仙の群生空と海の藍
(12/7)
こうして見ると…
一応、俳句らしくなってるじゃないか(笑)
もともと、奈良時代以降の歴史や古典文学が好きなのです。
なので、文語(古語)も、それほど違和感はありません。
ただし文法は大の苦手だったので、未だ「何となくコレかな」と思いつつ詠んでいる部分はあります。
ややこしい場合は、ググります。
いざ俳句を始めてみて、ちょいちょいやってしまうのが、季語が2つ以上入ってしまう「季重なり」ですね。
最近は、ヤバいなと思ったら、きごさいで検索しています。
俳句を始めただけなのに。
毎日が一変しました。
おかげさまで、今は俳句幼稚園にて楽しい毎日を過ごさせていただいております。
↑入園手続きは、紫乃先生の記事からどうぞ。
そういえば私の祖父は、俳人だったそうです。
祖父がどんな句を詠んでいたのか…
とても気になります。
といっても、祖父が詠んだものは、祖父亡きあとすべて処分されてしまったんですけどね。
確か祖父の自宅の壁に、短冊が貼られてたんだけどな…。
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