息子の三輪車~現在
タカチセさんが、息子さんの自転車について書かれていたので、私も思い出したことを少し。
私の息子は、現在22歳です。
ちょうどあとひと月で、23歳になります。
そんな息子は…
一風変わった子でもありました。
息子は5歳ごろ、消防車にハマりました。
くるくる回る「パトライト」が大好きでした。
息子を連れて、よく消防署見学に行きました。
「かーさん、あれ(パトライト)欲しい」
と、息子は言いました。
パトライト、かぁ…
ホームセンターにて、パトライトを見つけることができました。
で、買ったものの。
それをどうするか。
いや、電源に挿せば回るんですけど。
「それだけやったらおもろないやろ」
と言い出したのは、私の父です。
父は、工作が大の得意です。
そんな父が、何をしたのか。
何と、息子が当時愛用していた三輪車に原付用のバッテリーを搭載し…
三輪車にパトライトを着けたのです!!!!
もちろん、スイッチも搭載。
息子の三輪車は、乗ればパトライトが回る仕様になりました。
「どうせやったら、もっとデコりたいなぁ」
と言ったのは、やっぱり父。
元トラック野郎です。
バッテリーから配線を引っ張り…
三輪車なのに、サイドマーカーランプが着きました。
(トラックのサイドについているランプです)
ピカピカ光る三輪車に、息子は大喜び。
そして「他にはない」というのが大好きな、B型の私。
父に感謝。
「ここまできたら、最後はアレがいるなぁ」
父が( ̄ー ̄)ニヤリと、最後に三輪車に取り付けたのは…
「アンドン」でした。
おわかりいただけるでしょうか。
トラックの運転席の上にあったりする、運送会社の名前などが書かれたライト。
これを…
父は何と、「タッパー」で作ってしまったのです。
セロファンで息子の名前を切り抜き、タッパーに貼り付けて…
タッパーに電球を仕込み、バッテリーにつなぐという。
こうして息子の「デコ三輪車」は完成しました。
父のこだわり、すごい。
どこの世界に、バッテリーを搭載した三輪車が存在するというのだ。
このあたり、父は祖父の息子なんだなぁ、と思うのです。
で。
そんなデコ三輪車を乗り回していた息子は…
16歳で自動二輪免許を取りました。
Kawasakiエストレアから始まり…
大型自動二輪を取り…
Yamaha・R25、R6…
今は確か、Ninja250に乗っていたと思います。
そんな息子からは、未だ恨まれております。
「母上、ゼファー置いといてくれるって言うてたのに…」
はい。
私はかつて、ゼファー400に乗っておりました。
息子が子供の頃、
「あんたがおっきくなったら、ゼファーあげるからな」
と言った記憶があります。
やむにやまれぬ事情で、手放しましたが。
「一生恨んでやるー!!」
と息子は言いますが。
息子は「バイクを壊してナンボ」のクラッシャーでもあるのです。
ゼファーがなくて正解だった、と今私は思うのです。
今は遠く離れた地で住んでいる息子ですが。
生きてるんやろか。
(ヤモメさんと猫に手いっぱいで息子にまで手が回らない薄情な母より)
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