「何故、米国観光産業経営の話?」
Why I decided to write about tourism and hospitality management in the USA for Japanese audiences in Japan in Japanese language?
普段は米国フロリダ州オーランドにある州立大学に勤務・永住なので、日本語を使う事は無く、全て英語の世界です。今回は2000年に日本出国し、ニューヨーク州のコーネル大学で博士号を2004年に取得し、2005年からはずっと当地オーランドに居ます。セントラルフロリダ大学はフロリダ州内にある12の州立大学の一つで、元々は近隣にあるNASAにエンジニアを供給するために出来た理系大学ですが、全米で一番年間の来訪観光客数が高い(2019年で75百万人)オーランドにあります。 故にホスピタリテイ経営学部は、20年前は経営学部の一学科で100名程度のみが在籍していたのですが、独立のキャンパスを2004年に確保してからは規模が拡大し続け、現在は3000名を超える学部生を有する、全米最大の観光・ホスピタリテイ経営学部になっています。自分の母校コーネル大学ホテル経営学部が800名ですので、ここは約4倍の規模です。学士号はホスピタリテイ経営学士の他に、イベント経営学士号、エンターテインメント経営学士号、レストラン多店舗経営学士号、そしてこの秋からは高齢者サービス施設経営学士号が始まります。
また、規模が大きいのと一緒に、学生の大多数が実際のホテルや会議場等の運営(Operation)希望なので、米国の世界展開するホテルチェーンに一般採用及び幹部候補生採用で(全米、だけでなく、世界中で)一番多くの学生を供給している可能性が高いです。(写真:年に二回実施する求人フェアの様子)
米国で経営幹部候補生にはどういうカリキュラムで、どういう内容の事を教えているのかは、15年以上経過し、また途中7年ほど学部経営側に居たので、相応に見えてきているのですが、その点で、日本の観光産業やホスピタリテイ経営(=日本にこの学部は存在しない。「おもてなし」では無いのです。ホテル、レストラン、テーマパーク、クルーズ船、DMO等、観光客を相手にする産業全てに関する個別経営手腕を教える)に、別の方法や発想があるという点をご紹介したいと思う事があります。2020年の春からの世界的な観光産業需要低下時とその対応戦略に、特に頻繁に感じるようになりました。
但し、それをいつもの通りFacebookに日本語だけで投稿すると、日本人以外の友人知人にどうしても阻害感を感じさせてしまうことになるので、試験的にこちらNoteを使って、日本語でご案内させて頂こうと思った次第です。(当方のFacebook投稿が英語だけだったり、日英半々なのは、この理由です)。
故に話題としては、ホスピタリテイ経営全般、観光地経営、DMO(観光地奨励・経営組織)業務、後は、当方の専門分野である観光・文化統計と観光・文化の経済効果測定と経済効果計算の分野が多くなると思います。
#観光 、#観光地経営、#米国観光学者
This short essay is basically intended for Japanese audience in Japan, thus I may not post all the contents in English. Well, my friends who read my posts in English, you are most likely to have heard what I would say here, especially if you were one of my students in the past. I may add some summaries of each topics but not the full translations of what I say in Japanese. Thank you, Tad Hara
大変恐縮でございます。拙文、宜しくご笑納頂ければ幸甚です。原 忠之(はらただゆき)