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勝利騎手インタビュー10選

こんばんわ。
ただやすです。

今回はひとつのテーマとして「勝利騎手インタビュー」を取り上げています。
比較的最近の中から選びました。
相棒である競争馬へ、戦友へ、自分自身へ、そしてファンへ。
様々な思いが交錯するその一瞬が競馬の醍醐味。

インタビュー動画は面倒くさかったので全部載せてません(おい
興味があれば各自でYouTube検索してください。
それではどうぞ。

1.2010年 オークス

優勝馬:アパパネ、サンテミリオン
騎手:蛯名正義、横山典弘

「「(この後、抱き合いながら)おめでとう!!」」

長い長い写真判定の末、掲示板に点灯した『同着』
G1史上初の同着に肩を組んでヒーローインタビューに答える関東を代表するジョッキーの2人。
和気あいあいとした中で、最後は抱き合って健闘を称えた。

2.2003年 宝塚記念

優勝馬:ヒシミラクル
騎手:角田晃一

「いっぱい馬券買ってくれた人もいるみたいで…おめでとうございました」

シンボリクリスエス、アグネスデジタル、タップダンスシチー、ツルマルボーイ、ネオユニヴァース、イーグルカフェ、ヒシミラクルと歴代でも豪華メンバーのグランプリ。
勝ったのは菊花賞と春天を人気薄で制したヒシミラクル。
単勝に1200万円ぶち込まれたのを知ってか、思わず馬券購入者に向けてコメントが飛び出したインタビュー。

3.2020年 安田記念

優勝馬:グランアレグリア
騎手:池添謙一

「本当にすごいメンバーを相手に勝つことができて、 この馬の価値が上がったと思います」

単勝1.2倍に推された女王アーモンドアイを府中のマイルで撃破したグランアレグリア。
ルメール騎手がアーモンドアイに乗るので代打として稀代の勝負師、池添騎手が手綱を握った。
勝利騎手の池添騎手はレース中のトラブルにより負傷。
目を腫らしながらインタビューに答えた。
途中、ルメール騎手がアイシングを手渡す印象的なシーンも。
後に古馬マイルG1完全制覇を成し遂げる名牝を代表するレース。

4.2021年 菊花賞

優勝馬:タイトルホルダー
騎手:横山武史

「馬は余裕あったかもしれなかったですけど、ジョッキーは余裕無かったです(笑)」

実父がセイウンスカイで逃げ切った1998年菊花賞。
その年に生まれた息子が23年の時を経て同じ戦法で菊花賞を制覇。
さらにはタイトルホルダーの父、ドュラメンテの忘れ物である残り1冠を獲った。
競馬はブラッドスポーツと言われるが、騎手においてもそれが為せることを示した。
近年でも屈指のドラマ尽くしとなったレース。

5.2023年 JBCスプリント

優勝馬:イグナイター
騎手:笹川翼

「園田のみなさん!やりました!」

兵庫所属馬によるダートグレード競争Jpn1初制覇。
さらに騎手、馬主、調教師も初G1級(Jpn1)タイトルを獲得。
思えば陣営が南関東攻略へ向けて地元騎手を配していたのはこの為だったか。
笹川騎手はインタビューで大井所属ながら、イグナイターの所属する兵庫競馬にも歓喜の報告。
同日に園田競馬も開催していたということで西でも東でも勝利に湧いた。

6.2021年 JBCクラシック

優勝馬:ミューチャリー
騎手:吉原寛人

「直線は長かったっす。もう誰も来ないでくれ(笑)」

金沢開催のダートの祭典、JBC。
御神本騎手の代打は地元の名手、吉原騎手。
それまで惜敗が続き、なかなかビックタイトルに届かなかったミューチャリー。
4コーナーを抜群の手応えで回ると襲い掛かるオメガパフューム、テーオーケインズ、チュウワウィザードら強豪を退けて優勝。
JBCクラシックとしては初となる地方馬の優勝という快挙を成し遂げた。

7.2018年 宝塚記念

優勝馬:ミッキーロケット
騎手:和田竜二

「オペラオーが後押ししてくれました」

世紀末覇者として君臨したテイエムオペラオーが亡くなり、挑んだ宝塚記念。
有力馬全てが不安材料のある大混戦。
7番人気のミッキーロケットが和田騎手の闘魂注入でロングスパートを仕掛ける。
これがバッチリハマり大金星を上げる。
和田騎手はテイエムオペラオー以来、17年振りのG1勝利だった。

8.2021年 ジャパンカップ

優勝馬:コントレイル
騎手:福永祐一

「立派でした」

偉大な父の蹄跡を辿り、無敗三冠馬は誕生した。
その後は古馬との戦いで思うように勝てず、前走に至っては3歳馬エフフォーリアに負ける結果。
その期待からは評価は大きく低迷した。
それでも引退レースではエフフォーリアを下したダービー馬、シャフリヤールを倒し長く苦しかった戦いが終わった。
インタビューでは安堵する様に号泣した福永騎手。
コントレイルは後に『勇気の三冠馬』と呼ばれる様になった。

9.2007年 日本ダービー

優勝馬:ウオッカ
騎手:四位洋文

「(もう騎手を)やめてもいい」

64年振り、牝馬のダービー制覇。
インタビュー中に騎手をやめる発言まで飛び出す。
ホースマンにとって頂点とも言えるダービーは、やはり特別なレース。

10.2013年 NHKマイルカップ

優勝馬:マイネルホウオウ
騎手:柴田大知

「騎手をやめないでよかった」

歓声に応える内に感極まり号泣。
決して明るくはないだろう、苦しい騎手人生の中でG1初勝利、報われた瞬間だった。
G1を勝つだけでも大変ということが伝わってくる。

ありがとうございました。





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