LTV ~英語に略しがちシリーズ~
ROI ~英語に略しがちシリーズ~ の続きです。
ROI=売上/お金 なのですが、
この「売上」の「期間」をどう取るかが大事です。
ROI ~英語に略しがちシリーズ~ で書いた例は
全て「1か月間」としたのですが
ROIを考えるときは、
・N日間ROI
・Nか月間ROI
のように、期間を設定して考えます。
例えば
・広告に100万円使った
・その広告を見てきたお客さんの
①1か月間の売上が300万円あった
②2か月間の売上が400万円あった
↓
①1か月間ROIは300%
②2か月間ROIは400%
という感じです。
この「期間」の考え方で使うのが「LTV」です
LTV エルティーブイ
LTVとは「Life Time Value」の略称で、日本語では「顧客生涯価値」と呼ばれています。
ある顧客が、取引を開始してから終了するまでの期間に、自社に対してどれだけ利益をもたらしたか、収益の総額を算出するための指標です。
簡単にいうと「一人あたりの、中長期的な売上」です。
ある広告によって、商品を購入してくれたAさんが
次の月も、その次の月も購入してくれれば
LTVは大きくなります。
けどAさんが一度購入してくれたけど
その後に全く購入してくれないと
LTVは小さくなります。
LTVを意識してみると、色々な取り組みの意味とか見方が少し変わってきます。
例えば、インスタやHPでこまめに情報発信して、もう一回来店してもらうことも、長い間LTVが伸びることに繋がります。
1回広告をして、1回買ってもらえればよい
という考えではなく
1回広告をして、1回買ってもらった人に
どうやって長い間、買い続けてもらうか?
という考えです。
これが他の例でも
・設備を改修することは、お客さんにとって1回きりの効果なのか?
それとも、その後ずっと続く効果なのか?
・システムを改修することで、数人が1回だけ便利になるのか?
それとも皆が使えて、ずっと便利になり続けるなのか?
みたいにあてはめられると思います。
どちらの目的なのかによって
それぞれの施策のLTV(的なもの)は変わるので
かけるべきお金も決めやすくなります。
どんな取り組みをするにしても
①ROIを出す
:いくらかけて、その結果としてどんな売上(やコスト削減)があったのか
②ROIを少しでも増やすために、LTVを伸ばす
:長い間、多くの人に効果が続くように工夫する
というのが、この英語たちの日々の使い方かなとおもっています。
普段の施策へのあてはめ方、一緒に考えたいので、是非気軽に相談してください!