見出し画像

「あの人、意識高い系だよね」

「意識高い系」
個人を皮肉ったり揶揄する際に用いられがちな言葉である。

しかし、
本書で挙げられる「意識高い系」は、
大成功している企業のCEO達に向けられた言葉でした。

世界的な問題である貧困•人種•LGBTQI+•環境破壊に企業が取り組むとどうなるのか?

なぜ企業は慈善活動を行うのか?

意識高い系の企業が民主主義へもたらす影響力の危うさが学べる1冊📗


📘WOKE CAPITALISM 📕
「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす


【意識高い系のポイント3つ】


🔹企業が広告を打つ際のポイント2つ
❶如何に社会問題と戦っているか?
※格差や環境問題

❷消費者に「儲けている」と感じさせないか
※寄付や慈善活動


🔹企業の寄付活動が何故危ういのか?
納税は、
医療•福祉•教育などに適宜分配される。

寄付は一部の課題(格差や環境問題など)に対して個人の意思で資金が投下される。
にも関わらず企業は税金を免除され民衆の支持まで得られる。


🔹WOKEの真の意味とは?
本来、
「差別に対して知識を持て、そして知識を元に行動せよ」と言う意味で用いられた造語だった。

いつしか、
企業が消費者から支持を得るためのPRの言葉として使われるようになり、
やがて「あの企業は意識高い系の活動で売名している、WOKEである」と揶揄される言葉になってしまった。

【読了】

「陰謀論めいた内容なのかな?」と思いながら読み始めました。

ポリティカルコネクトレスやフィランソロピーなど、
聞き慣れない用語が数多く登場。

「著者が意識高い系じゃないか?」と愚痴を言いながら用語を調べつつ読了、
かなりの時間を要しました。

久しぶりに歯応えのある読書だったな〜

咀嚼が大変な本は読み終わる頃に本への理解が深まっていくのが気持ち良い🫨

意識高い系の学びを血肉に、ありがとうございました📚🙇‍♂️

📓 https://note.com/tadasukematu
※過去の読書記録はnoteに👆

#読書記録 #カール・ローズ   #東洋経済新報社  
#本との出会いに感謝

いいなと思ったら応援しよう!