資格の垣根を超えて「訪問とは?」が学びたいならこれ
📘理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための在宅リハビリ実務テキスト: “訪問”に際する諸問題への対策・心得 📕
高齢化社会から在宅サービスのニーズが高まり出して数十年が経ちます。
Dr.の往診から始まり、
介護•リハビリ•入浴や鍼灸治療などなど、、、
様々なサービスに「訪問専門」という言葉がつきました。
利用者の自宅で
利用者と対面で
限定された道具で
資格に応じてサービス内容は違うものの、
施設や店舗のように「均一化されたサービス提供」が難しいは共通の課題。
しかし、
これを長所と取られるならば、
自宅だからこそ
対面だからこそ
道具が限定されているからこそ
個別のサービスが提供できるのではないでしょうか?
※もちろん限られた時間の範囲で
利用者に合わせた「個別対応」についての可能性や「訪問とは?」が学べる1冊です。
【訪問のポイント3つ】
🔹利用者の深層にある「要望」を汲み取る
•表面的な要望
痛みを楽にして欲しい
歩ける様になりたい
↓
これらは具体的で介入しやすいが動作改善なので提供側が真の目的を理解しづらく対処療法になる。
•深層にある要望
痛みが楽になって家族の家事負担を減らしたい
歩ける様になって家族と旅行したい
↓
具体的に動作改善する事で何がしたいか?
生きがいや価値観にに直結する内容。
※
「⚪︎⚪︎できる様になって何かしたいことはありますか?」と深掘りしてみると良い
🔹持病を把握しておく
高齢者が必ずと言って良いほど持っているのが持病。
介護や医療と連携し、
持病や主疾患を把握しておく。
※分からなければ調べて、
理解が間違っていないか?聞いてみると良い。
🔹訪問サービスは長距離走ではなく散歩🚶
❶病院は短距離走
退院というゴールに向けてどれだけ早く良くなる事ができるか?
❷訪問は長距離でなく「散歩」
長距離走の様に遠くにゴール設定しながら、
更に日々の訪問を楽しみにしてもらう必要性がある。
頑張って長い距離を走るのは限界がくる、
日々の訪問を楽しみにしてもらう事が大切。
※ 日課の散歩の様に
【読了】
訪問鍼灸師として活動して早17年、
様々な患者さんを施術して気づいたのは
「訪問鍼灸だからできることがある」という事でした。
私自身、
長い間チェーン店に所属し、
組織を管理する立場として「サービスの均一化」を目的に仕事をしてきましたが、
これからの訪問のメリットを活かしていくには個別化も重要だと考えています。
まずは1人で、
形になったら数人で、
「個別対応」のできる訪問鍼灸師を目指していきます。
在宅リハビリの学びを血肉に、ありがとうございました📚🙇♂️
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#本との出会いに感謝