【日記】ドーナツ・ホールに何がある
いや、エモいよ。エモーショナルだよ。
だけどさ…
ドーナツばかり取り沙汰されすぎじゃないか?
バウムクーヘンにだって、フエラムネにだって穴はあるぞ。
なんならバウムクーヘンのほうが高級感あるし、
リーズナブルさで言ったらフエラムネのほうが上だ。
じゃあバウムクーヘンもフエラムネもゼロカロリー理論やろがい!!!!!!
※でもこの曲に関しては
『Everything is no calorie』
って言ってたのでバームクーヘンもフエラムネもゼロカロリーでした。じゃあ許す。
じゃあバウムクーヘン化現象でもフエラムネ化現象でもええやろがい!!!!!
あとあの形アニュラスっていうのね。初めて知ったわ。
…ってね。
それで僕真面目に考えたんですよ。
まあフエラムネはやや知名度に劣るから仕方がないとして、
バームクーヘンはそこそこ戦えるんじゃなかろうかと。
なんで「穴空きスイーツ選手権」はドーナツの一強なんだろうかと。
調べてみたら上記に挙げた他にも、
○自動車の後輪を横滑りさせて同じ位置でグルグル回るテクニック
※路上に残るタイヤ痕がドーナツ型になるため
○建設工事で鉄筋に取り付けるプラスチック製のスペーサー
○豚の喉仏にある軟骨
…ざっと見ただけで、『ドーナツ』の名が借用されている概念がこんなにある。
しかも全部が全部、
形がドーナツに似ているから。
つまり穴が空いているというだけの理由で『ドーナツ』の名を欲しいままにしている。
じゃあアニュラス食品群の中でなぜドーナツだけがこんなにも概念流用されるのか。
それはね。
きっと、
「穴が空いている意味がわからないから」
だと思うのですよ。
バウムクーヘンの穴は棒を刺すために。
フエラムネの穴は音を鳴らすために。
機能的な意味がある。
…でも、ドーナツに穴が空いている理由は誰にもわからない。
現に穴の空いてないドーナツもあるから、やむを得ずの穴でないことは確かです。
そんな意味のない、理由のない、
文字通り虚無の穴。
だからこそ、
ヒトはそれをいろいろなモノに見立てることができたのです。
意味がない故に、どんな意味でも持たせることができる無限の穴。
あるいはそれは、存在を確証できない大切な人の象徴であり。
あるいはそれは、詭弁のための縋り付きたくなるような根拠であり。
あるいはそれは、賑わいを失くしたかつての大都市の姿であった…
エッモォ……
ドーナツの穴には、たくさんの『意味』が詰まっているのかもしれませんね。
さながら、『キュウリ』を刺された『ちくわ』のように…
…さようなら。
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