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【伝統医療でGO!#03】長崎原爆慰霊の日#地雷の国から薬草の国へ#伝統医療の現場から平和を祈る

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■ 76年目の「原爆慰霊の日」

大盛況だった「東京オリンピック」が閉会しました。
そして今日8月9日、長崎では76年目の「原爆慰霊の日」を迎えています。

私自身がですね、長崎市内の出身者で、被曝者の祖父をもつ被曝3世としては、毎年この日を特別な日という思いで迎えています。

今回の東京オリンピックには、残念ながら全体的に放映権の関係で、海外では視聴することが出来ませんで、もっぱらYahoo!ニュースやYoutubeで、各競技の結果に一喜一憂しながら代表選手の活躍を応援しておりました。その中で、気になったニュースが、8月6日の広島の「平和の日」への対応で、大会組織委員会は、黙祷のために競技を止めるのは難しいとして、選手や関係者に黙禱(もくとう)を呼びかけるなどの対応はしない、という発表をしたという発表と共に、IOC会長は「その代わりに、閉会式で、そういった思いを巡らせる時間を設け、スタジアム内の人だけでなく、世界中の数十億人の人々すべてが今は亡き愛する人たちをしのぶ時間としたい」と発表した、ということでしたが。閉会式の様子を観ることができていないので、何ともコメントができないのですが。

■ オリンピックで「世界平和」を叫ぶこと

たしかに、世界中から多くの選手が参加するオリンピックには、核保有国からの参加選手もいますし、戦時中に日本軍によって被害を被った国々も参加している。核の傘を防衛策とする日本が、そもそも核兵器禁止条約への署名・批准、同意をしていない状況にあったりで、政治的な動向を避けたいと言う背景があったことは十分理解できます。何やったってSNSで中傷される時代ですので、日本政府自体も、国際政治の実態に踏み込んだ説明をしたがらないという傾向があることもわかる。


しかしですね、世界の多くの国が注目していて、今回「未来への継承」をコンセプトの一つに掲げた『平和の祭典』で、唯一の被爆国として、核兵器廃絶を願い世界平和を祈る、というメッセージとして「黙祷」をイベントの中に前もって入れておいて欲しかったな〜と。。。

別に「うらみます」とか「戦争反対」とかを訴えるのではなく

「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」

という広島の原爆死没者慰霊碑に書いている様に、世界の人たちが感動し、日本人としても「よくやった」と胸を晴れる様な「平和の祭典」を期待して止みません。去年開催されていたら、確かオリンピック閉会式が長崎の原爆慰霊の日だったんですよね。市長が掲げる「長崎を最後の被爆地に」という平和への思いを世界中に届けたかった。。。

パラリンピックは、これからですよね。まだまだ夢の物語は終わりません。日程的にはセンシティブなイベントとは重ならないので、ぜひ「東京」から世界に向けた「平和」へのメッセージに期待しましょう。

■ 長崎新聞 記事「長崎ひと百景」

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2016年 1月24日 長崎新聞

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