見出し画像

あの歌について語る

特に好きというわけでもないので動画は貼りませんが、有名な大ヒット曲なので、異星人か異国にお住まいでなければ耳にしたことがあるかもしれません(笑)

その曲の名は、

世界に一つだけの花

あの曲が大ヒットを極めていた頃、私の周辺にアンチの声も少なからずありました。
統計をとったわけじゃないし、調べてもいないので他所でどんな声があったのかは知りません。
あくまで、私の周辺での反応とあらかじめ記しておきます。


何かを、なぜ好きじゃないのかについて、なぜ述べるのか…
それも、それを好きだと言っている人に対して。

でも、ネットで述べるのは不特定多数に向けるので、それを好きな人、嫌いな人、無関心の人全てが対象で、アンチを述べるのは共感者を求めるものと思われます。

なにゆえ、嫌いの共感を求めるのか?
そこには自分の思想や、意志、思惑があるからなんですねえ。
それなので好き嫌いを表明すると、(好きの表明より嫌いの表明の方がより強く)その人の考え方や生き方が反映されます。
だから、好き嫌いをはっきりさせていると分かりやすい、竹を割ったような人、と言われるのだと思います。

閑話休題。

この曲が嫌いなのは、「ナンバーワンにならなくても良い」、というのが、勝負を投げ出した負け犬の遠吠えのようだ、との読み方がありました。

私はこれには首を傾げました。
ぼうとうから、花屋の個々の花について述べていて、品評会に出品している特定の品種の薔薇や菊花から着想したのでないのは明らかです。

同じ土台に立って、美醜や優劣を競いながら「ナンバーワンにならなくて良い」と言ってるのではありません。

それに続く「元々特別なオンリーワン」は、特に特別なことを言ってるわけでもなく、ごく当たり前のことです。

ナンバーワンにならなくても良いとは、勝負を投げている…だからいけないのだ!
それは、あの、24時間戦えますか?的な発想に思いました。

例えばアスリートなら、企業のトップなら、世界有数のアーティストなら、ナンバーワンを目指し切磋琢磨するのは有りでしょう。

だけどこの歌の世界で取り沙汰しているのは、花屋に並んだそれぞれの花、つまり、そこら辺にいる私やあなたなわけです。

同じ土台に立ってもいない者同士が、なにを戦い、ナンバーワンになろうというのか…
比べようのない差異に目を付けて、どんぐりの背比べをしているだけなのでは?

当たり前なことが歌にされてこんなにヒットしているのはなぜ?

ひょっとしたら、そんな当たり前のことがわからなくなっている、つまり、この歌を嫌う人に向けて、もっと楽になれよ、と呼びかけているのではないかと思いました。

ただ、アンチの意見の中に、この歌をヒットさせる行為そのものから"戦わずして勝ちを名乗る逃げ腰をみんなで歌い肯定してしまう"違和感や、成功に向かって突き進む意志を挫こうとする大きな力"を感じ取り、不快感を示すものもあったことを付け加えておきます。

あー20年過ぎてついにまとめられた。

※花屋さんの画像は フジさんよりお借りしています。
ありがとうございます♪





いいなと思ったら応援しよう!