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清潔とか

洗濯物を色別展開で干す。
計るまではしないが、ほぼほぼ等間隔で竿にかける。

ピンチのついた物干しに吊るす際左右対称は絶対。
少しでも片側にかしいだらやり直す。
これがうまく釣り合わない時があって、無駄に時間を要する。

几帳面そうで口うるさい姑になれそうである。

この話をすると、箪笥や引き出しの中もさぞかし綺麗に整えられているのだろうと半ば呆れながら感心されて揶揄われる。

んなこたあありませんっ!
見事にぐちゃぐちゃです。
たたむまではいわゆるブテイックたたみである。
縦横幅も厚みもできるだけ均一に整える。
しかし、タンスににはぶち込んでいる。
自分の衣類は引き出しではなく、扉付きの棚に重ねて収納してあるが、上物も種類も関係なく積み上げて、必要な時にジェンガのように引き抜く。
摩擦で上下の衣服が捩れてしわになる。
だから私のTシャツはいつもシワシワだ。

カトラリーの引き出しの、フォークもナイフもスプーンもごちゃごちゃに混じっている。
それなのに、食器棚の器は種類別に等間隔に並べてある。

要はこだわるのは見えるか見えないか?なのだと思う。
他人ではない、自分の目であるが。

几帳面さや清潔さは実に個人的価値観に基づくとつくづく思う。

私は毎朝脱いだパジャマを洗う。
夫は毎日洗わなくても良いという。
だって、風呂上がりに脱いだの着たくないよ、と答える。

そんな夫は生乾きの洗濯物は臭い臭いとせっせと日に当てている。

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