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『岬めぐり』山本コウタローとウイークエンド

あの年この歌という番組を視ている。
あ、終わったわ、シメはクリキン『大都会』

合間に歌謡曲何枚組CDの通販のコマーシャルが入る。
チラ見している次男が

Spotifyにあるよ、買わんでも。

という。

そうなんだけどさ。

あの懐かしいよく知っている歌が収録されたCDアルバムを買って聴きたいか、自問するとそうでもない。
Spotifyで選曲してスマートフォンで聴くとも思えない。

テレビやラジオや、noteのどなたかの記事内のリンクで、偶然耳に入ってくるくらいがちょうど良い。

とはいえ、私は最近の歌というのを全く聴いていない。
せいぜい朝ドラの米津さんくらいだ。

だからというわけじゃないが、いや、だからなんだけど、
なんで新しい歌を聴かないことを古いとか、遅れてるとか、ついていけないなどと言うのだろう?

ただ単に興味がないからで、昔はやった歌だって小室ファミリーは全然好きじゃなかったし、ちょっと前のEXILE関連も興味なかった。
これからだって好きだと思える歌に出会えば聴くけど、今はないだけだ。

それに、歌を好きになるのって単にその歌の魅力に依るとは限らない。
思い出深い出来事があった時にちょうど耳にしたとか、物語とリンクしているのだ。
だから自分の傾向じゃないな、なんて歌でも好きになることもあるのだ。

次男と夫と三人で九州旅行をした時のこと。
小倉駅付近で夕ご飯を食べる店を探していた。
と、ストリートミュージシャンが懐かしい歌を演奏しているのに、思わず足を止めた。

あ、岬めぐり、私この歌大好きなんだよね❤️

次男はこの時初めて『岬めぐり』を聴き、とても良い歌だと思ったという。
私からタイトルを聞いて、あの夜以来Spotifyでよく聴いているのだそう。

いい歌はいい、時代も年代も関係ないのだなあと思いました。



※ヘッダーの岬の画像は 武@ニイガタさんよりお借りしています。
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