青山高原の風力発電と夏の雲
青山高原は、伊勢、伊賀の国境あたりに位置します。標高756m(三角点)あるので、暑さもだいぶマシに感じ、爽快でした。
青山高原(北部の方)では大規模な風力発電(ウインドファーム)が行われています。風車の近くまで道路があって、芝生広場や駐車場も数ヶ所あるので、結構大勢の人が訪れています。バイク乗りには最高のワインディングロードかも知れません。
このウインドファームの建設・運営には重要な「3つの道」があるそうです。「さかきばら風の館」展示パネルから抜粋しますと、、、
①車の道 現地へ輸送する広い道(風車高さ約100mある)
②電気の道 電気を町まで運ぶ送電線
③風の道 安定した風
この3つの条件が揃っている青山高原は、風力発電に最も適した地域だということです。
なお、風車の向きですが、ググってみると、「Q風車は風に合わせて向きを変えるのですか。
A 風車は常にもっとも効率良く発電できるように自動運転しています。常に風に向かって正面を向くように制御されています。ですから風車を見ると風向きがわかります。」とありました。
①と②は人の力で実現できますが、③は天然自然のものですね。この点、青山高原は、若狭湾から伊勢湾へ抜ける風の通り道にあり、主に冬は北西から、夏は南東から安定した風が吹いていると説明板にありました。
連日の炎暑、エアコンなしではたまりません。家に帰ってエアコンかけて、見えない電気のことを想いました。
見ぬものを透かしてみせよ夏の雲
2023.7.23