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奥辺路 護摩壇山

奥辺路(おくへち)の護摩壇山(ごまだんざん)は、和歌山県で2番目に高い山。山頂の標高は1372mです。
(注:見出し写真にある「1369m」は頂上から若干ズレている)


奥辺路は、熊野参詣道小辺路とは別に存在した山岳信仰の道。高野山-護摩壇山-龍神温泉-丹生ノ川を経て熊野本宮大社へと続く道だという。


和歌山県で1番は1382mの龍神岳で、護摩壇山より10m高い。この龍神岳と護摩壇山は700mほど離れて隣り合っており、尾根道で往き来できるようだ。

奥辺路の山々。紀州の屋根とも。


そもそも、護摩壇山という山名は、平家の武将・平維盛(たいらのこれもり)が龍神村に落ち延びしとき、この山で護摩(井桁の形に木を積んだもの)を焚き、平家の運命を占ったことに由来するとか。

こんなに高い山にまで、平家落人伝説が伝えられているとはね! 


登山口。



さて、さっそく護摩壇山へ登ってみましょう。

道案内には、道の駅・ごまさんスカイタワーPから護摩壇山頂までは500mとあります。ま、楽勝かな。

と、ところが、登山口で道を間違えました。右へ行くところ、左へ行ってしまいました。おかしいなと気付いて引き返しました。20分ぐらい損しちゃった。

以下写真は、本来の道に戻ってからのものです。



熊野古道のような石畳の道。



春とはいえ、紀州の屋根の木々はまだ芽吹かない。



アカマツ、ツガ、ミズナラ、ブナなどが植生しているようですが、どれがどれかわかりませ~ん。



? 天水の貯留施設?



お、鳥が。。。いました。さっきから鳴き声が飛び交ってましたから。



わーい! カケスだ! 写真も綺麗に撮とれたよ。



いよいよ護摩壇山の山頂です。



そこにあった護摩(井桁)のモニュメント。



さっすが、だれもおりませんな。


夕陽百選? 夕陽の時間帯に見に来る人おるかなあ? (怖いわ)


OKUHECHI Gmadanzan

さ、もう下山しましょう。
今回は龍神岳へは行きませんので。


登山口の「道の駅・ごまさんスカイタワー」。ここまで車で来れます。P有り。


下山してまいりました。
こうして割と手軽に登れる護摩壇山ですが、気象条件の悪いとき(吹雪、降雪等)は要注意でしょう。なめたらアカンよ。自戒です。


囀の奥辺路連山一人占め


2024年4月