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麗な奈良を歩く① 「平城駅/山稜町」編


この日は信じられないほどの陽気。日中気温は10℃越え。冬麗です。

奈良市内の某ホテルで「奈良の食文化 茶粥・その他」(鹿谷勲先生)と題する講演会あるのですが、こんなに好いお天気ですから、この際、佐紀丘陵の古墳群を歩いてみようと思い立ったのでした。

時間的には、講演会は15時からですので、それまでの4、5時間とれるでしょうから、佐紀古墳群の端から端まで歩けるかも。←あま~い!


近鉄京都線 平城駅


というわけで、近鉄京都線の平城駅(へいじょうえき)に降り立ったのは、午前10時半でした。

ちょっと出遅れたかな。
お昼弁当も買ってなかったので、さてどうなることやら。

まずは山稜町(みささぎちょう)の古墳を訪ねます。


平城駅の周辺(山稜町)は住宅街が展開しています。その中に、古墳が島のように存在しいるのがてみてとれます


分かれ道に「歴史の道」の案内板があります。

ここは右の細い道を行きます。


成務天皇陵方面へ。神宮皇后陵はこんど
なかなかいい曲がり具合(カーブ)です
さっそく右に古墳が見えてきました。濠の水がきれいじゃないですね。「成務(せいむ)天皇陵」
(天皇陵の道向かいにはいおくが…)
左に「日葉酸媛命(ひはずひめのみこと)陵」の森。垂仁(すいにん)天皇の皇后さまらしいです
住宅街から一歩入ると、静寂の異空間です。さえずりだけはさかんに聞こえました。人にはすれ違いませんでした
写真ではわかりませんがメジロの小群が迎えてくれました(おちょくってる?)
ゴミも落ちてないし
草も木も刈ってあるし(木の根はなんかいきものの骨のようにも…)
称徳(しょうとく)天皇陵。重祚(じゅうそ)される前は孝謙天皇です
濠には樋管があります。ため池利用されているのでしょうか
「造り出し」?
マツが植えられているのがいいですね。厳かで爽やかな感じします
成務天皇陵の前方部に回ってきました
成務天皇陵=「狭城盾列池後陵(さきのたたなみのいけじりのみささぎ)」と呼ばれるらし
垂仁天皇皇后陵=狭木之寺間陵(さきのてらまのみささぎ)の濠はひろびろ感あります
(濠の水もきれいです)


古墳の歴史は、こたつにいながらにしてあふれるほどの情報(ネット)が容易に入手できますので、ここでは手抜きいたします笑

こうして古墳の道を過ぎますと、いい雰囲気の神社が見えてきました。


村社 八幡神社
森の中の人工(直線)
白馬
ぶるっとふるえるカーブです
(のどかというべきか耕作放棄の現実というべきか)
村社 釣殿神社
鎮祀の起源不明
説明板に「不明」と書いてあることの誠実さに拍手です
この池は古墳の濠利用ではなさそうです
貯水量もそれなりにありますから現役なのでしょうたぶん(杭群は朽ちた釣り桟橋かな?)
式内 佐紀神社
堂々とした拝殿です
(びっくりしてヅッコケてんの?)


この頃、お昼近くの時間になりました。

この先コンビニあるとは思えず、また時間もさほど余裕もないので、ここらで歴史の道を離脱することにしました。

というのは、家並みの隙間に大規模ショッピングセンターが見えたのです。この集落を抜ければすぐでしょう。
そこでランチとしたいと思います。


カーブミラーの世界にわくわく
寺院の礎石かとも思いましたが、そうでもなさそうです。古代寺院(廃寺)近くの集落では民家の庭に礎石を見ることもあるんです
みそに鹿にくず。奈良らしくね
着いた! ショッピングセンター
フードコートで呼び出し待ち中
焼肉盛り合わせにしました
ホルモンうまうま


おなかもいっぱいになったし、さ、行きますか。



麗な奈良を歩く② 「『平城宮跡~法蓮町』編」へつづく予定


2025.1.19
(2025.1.20記)