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室戸紀行⑩ DAY2-5 「心沈めて『室戸岬灯台と最御崎寺』」



「海と陸が出会い、新しい大地が誕生する最前線・室戸岬」まで来ました。


室戸岬(現地案内板拡大)


まずは、灯台へ行こう。

その灯台へは、岬の海側から急登を行く遍路道と、西海岸に回り込み室戸スカイラインを利用して灯台の裏(北側)へ出る二つ(?)のルートがあるようです。時間短縮及び余力も勘案し、後者を行くことに。


岬の背骨を「室戸スカイライン」が通じている (観光案内板拡大)


ここは室戸岬灯台の裏(北側)の駐車場です。

車をおいて若干歩きになります。

室戸岬灯台まで 400m
最御崎寺まで  340m

お寺があるんですね。


(だいぶ汚れた標識。当地の厳しい台風を想起させる)
最御崎寺の参拝順路。「灯台もこちらから」
海の光りの射し込む参道



1 室戸岬灯台(むろとみさきとうだい)


10分ほど歩くと室戸岬灯台に。

(室戸スカイライン展望所から見る室戸岬灯台)
マップや標識は「むろとみさき」である が、ここでは室戸岬を「むろとざき」と読ませている(灯台の正式名称なのかもしれない) (案内板拡大)


[灯台諸元]
灯台所在地   高知県室戸市
設置点灯    明治32年4月1日
灯質(光り方) 単閃白光 毎10秒に1閃光
高さ      15m (海面から灯火まで155m)
光達距離    26.5海里(約49km)

(「現地案内板」及び「日本の灯台50選」一社燈光会 第4版平成25年より)


白亜の灯台は鉄造なのだという
レンズの大きさは日本最大級(最大級ってなんやねん)
光の届く距離は日本一


若き日に、グループで来たことがあるのですが、その時どこへ行ったかなどすっかり記憶が飛んでいます。再訪の機会もありませんでした。

ただ、あの時見た茫洋とした海の景だけが、何十年経っても、幻のように存在していたと思います。(どうしてなのかは秘密にしておきます)


なんと静かな海であるのでしょう
茫洋
…の海
心沈めて



2 最御崎寺(ほつみさきじ)


最御崎寺と室戸岬灯台は50メートルしか離れていない。

お寺を拝する灯火というか、お寺が灯台を護持しているというか。両者はそんな関係のよう。

最御崎寺はとても大きなお寺です(予想外)
仁王門
大師さん(像)
仁王さん(阿形)
仁王さん(吽形)
境内
本堂の大屋根はおおらかでやさしい
ご本尊は虚空蔵菩薩さま


最御崎寺の総本山は、な、なんと大和の長谷寺だという。
だから真言宗豊山派(ぶざんは)なんですね。

「四国霊場第二十四番札所 室戸山明星院 最御崎寺」 (境内の説明板)


長谷寺との法灯の縁を知って、最御崎寺に対し、ぐぐっと親しみを感じてしまいました。(長谷寺の近所に住んでいるので)


右鐘楼堂、左多宝塔
多宝塔と十三重塔
多宝塔の色のはげ具合がステキ
鐘楼堂
「除夜の鐘放送記念碑」


もうすぐ、大晦日です。


3 つぶやき

駄菓子菓子、この室戸紀行執筆がんばらんと年内に終わらんやん。NHK除夜の鐘聞こえるう。



つづく


次回は、室戸岬の奇岩奇勝岩礁編です。


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