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『劇場版 Doctor-X FINAL』を観てきました
昨年12月初旬劇場公開。
そのこと知って、こりゃ行かなあかんわ、と思いつつ年が明けた。
おりしも本日(6日)は、朝から雨がしょぼしょぼ。絶好の映画館日和であった。
![](https://assets.st-note.com/img/1736146064-QREpHIPhnkzVtJ87idYTANSj.jpg?width=1200)
ふう。長い(128分)
でも、一言で言って、とても面白かったです。
どこがよかったかというと、ひとそれぞれですが、私はやっぱりかっこいい大門未知子、ですかね。
「私、失敗しないので」
このセリフは、若き日の大門未知子(米倉涼子)が、某国の戦場において、医術の師匠・神原晶(岸部一徳)に付き従っていた修行時代、野戦病院での切った削ったの手術の際、その緊張する局面で、いつも師匠の口から出る言葉だったようです。
この戦場で医療行為上の修羅場を幾多経験する中で、失敗しない女・大門未知子は誕生した、といった過去が明かされます。(ネタバレ)
「私は、失敗しないので」は、患者を元気づけるため、生きる希望を与えるためであるとともに、自分の医術に対する絶対信を確認する言葉でもあったのでした。
一般論として、手術室に入る医者が「この手術、失敗するかもしれない…」なんて思えば、失敗するリスクが高まるでしょうよ。患者は無論パニクるでしょう。
そういう意味で、「私、失敗しないので」は、患者にとっては、先生のゴッドハンドを信じてもいい、必ず生還できる、と心底から思わせる救いの言葉です。
個人的な話になりますが、私がTVドラマ『ドクターX』シリーズにハマって、スマホで過去作品を何時間も観ていたのは、7年前、某総合病院で全摘手術(前立腺)を受けた時でした。正確にいうと、手術日が決まった二、三ヶ月前からずっとです。
目の前が真っ暗になる状況の中で、小さな画面の中に、「私、失敗しないので」と言ってくれる大門未知子に、どれほど勇気づけられたことでしょう。←単純
しょせんドラマ。あるいは映画だとは思います。
しかし、ひとそれぞれ遭遇する人生の苦境の中で、ドラマ、あるいは映画が、はかりしれない勇気を与えることがあるはずです。まさにそれが7年前の私でした。
そんなわけで、ファイナルとなるらしい『劇場版ドクターX』を観て、恥ずかしくも涙した次第です。←涙は90%ウソです
ほんとにファイナルになるのかな?
さて、映画館を出ると、雨は本降りになっていました。
腹も減ったし、同じビル内にあるカレー屋さんでカレーを食べよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1736148204-JhYNT6MZ8pVOLUjvgDqFBiGE.jpg?width=1200)
「私、失敗しないので」
他人(ひと)も自分も救い、救われるセリフに感謝。
(結果として救われるかどうかは別ですよ)
米倉涼子さま
12年間ヒロイン演じてお疲れさまでした!
2025.1.6