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ソースカツ丼と映画『室町無頼』(鑑賞記)
[映画鑑賞]
「映画『室町無頼』」を観ました。前から気になっていたんですよね。アクションものが好きですから。
「無頼」とは、アウトローのほか、悪党とか、ならず者とかいう意味なんでしょうか。
ま、自由人ともいえそうです。
そんな『無頼』というタイトルから、主演の大泉洋さんが、ボロは着てても心は…のカッコ良い一匹狼のサムライを演じるのだろうと想像しました。
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「映画『室町無頼』公式サイト イントロダクションより」⇩
「時は室町、“応仁の乱”前夜の京みやこ――。 大飢饉と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。
そんな混沌の世に風の如く現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた・・・。
蓮田兵衛(はすだひょうえ)――日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史書に唯一度だけその名を留める男。
本作は彼の元に集結した『アウトロー=無頼』たちの知られざる戦いをドラマチックに描く。
空前の一揆を巻き起こす無頼たち、ラストはたった9人で幕府軍に挑む。
勝率ゼロに等しい無謀な戦い、その勝機と狙いとは!?
原作は昨年、直木賞を受賞した垣根涼介の『室町無頼』(新潮文庫刊)」
CAST
大泉洋
堤真一
長尾健杜
柄本明
松本若菜
ほか
期待どおりの激しい殺陣、アクションの連続で、スカッとしました。原作小説を読んでいませんが、ここ(アクション)が、映画ならではの強みでしょう。
個人的な感想ですが、私は、この映画、現代世相に通じるところありと。
つまり、権力者側と一揆側の戦いです。しかも、よく観ると、両陣営ともに理想や理念、道徳観も倫理観も、あまりないように感じる。
あるのはがむしゃらに生きるむき出しの意欲。それは行動力でもある。
そして、あるいは組織内人間としてポストにしがみつき、現状維持でぬくぬく生き続けたい思いが、もう無意識のうちに血肉となった人々。
これって、現代世相に似てないか。とくにここ数年のニッポン社会…大切なものがだんだん見えなくなっているように感じるこの頃です。
昔の日本はそうではなかった、と昭和人間は思う。失われゆく良きものを想い、ちょっぴり感傷に包まれる。だから、今の日本、このままでいいわけない。。
と、そんなことを感じてしまった『室町無頼』でした。
あくまで個人の感想です。
[ランチ]
ソースカツ丼にトン汁とサラダつけてみました。
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ごつそうさまでした。
2025.2.20