見出し画像

[JR和歌山線各駅散歩/下兵庫駅①]~大和街道と紀州青石


このJR和歌山線各駅散歩シリーズの初回は、橋本市隅田(すだ)町にある隅田駅周辺を歩きました。
内容は、万葉の里・真土の集落や旧跡、田園風景(コスモス畑)で、3章にわたりリポートしました。

今回は、隅田駅から西へ一つ目の駅「下兵庫(しもひょうご)駅」の周辺を歩きます。


JR和歌山線(和歌山県区間)下兵庫駅は右端から二つ目の駅 (右:奈良、左:和歌山)



・下兵庫駅

下兵庫駅は無人駅です。

倉庫みたいですが駅舎(待合所)です
奈良方面(東)・隅田駅方面を見る
和歌山方面・橋本駅方面を見る



前にもどこか(note)で書いたことがありますが、若き頃、このあたりに一年間住んでいました。

短期間であったことと、地域の人との交流にも文化や歴史にも全く関心がなかったゆえ、下兵庫駅を利用した記憶も、周辺を歩いた記憶もありません。

当時の駅舎は、木造だったか。あるいは何もなくホームだけだったか。とんと霧の中です。



大和街道

下兵庫駅前を東西に延びる旧道は、大和街道です。

大和街道は、大和から紀伊、淡路、四国を結ぶ南海道の一部を踏襲し、庶民の往来はじめ、天皇の行幸や紀州藩主の参勤交代にも利用されてきたと。

万葉人も旅の途次、多くの歌を残し、各地に万葉歌碑が立てられているようです。第1回でリポートした真土(まつち)にも歌碑がありました。


下兵庫駅と橋本駅の間の大和街道(一部)。利生護国寺は次回リポートします
(西から東を見る。以下同じ)
路傍の景物に古道の雰囲気あります
集落道としてコンクリート舗装されていても、そのカーブや坂は昔のまま
河原から拾ってきたのであろう玉石
こちらは薄く剥がれやすい結晶片岩(紀州青石)の片割れでしょうか
昔人が営々と築いてきたんでしょうね石垣
しかしもう屋敷の影はありません


大和街道は、JR和歌山線、あるいは紀の川とほぼ並行に和歌山まで延びています。なので、このシリーズでところどころ遭遇することになると思います。

今は、土地土地の生活道ともなっている様相の大和街道。どんな顔を見せてくれるのでしょう。楽しみです(極めて自己満足的笑)


つづく
次回は、「[下兵庫駅2]利生護国寺」をリポートします



[おまけ]

この日の午前、不動山の巨石を見てきました。635段の階段を登りました。


下山して…
腹減ったー!!

…で、某スーパーセンターのフードコートでオムレツ定食を食べました。(適当な飲食店がなかたので)


オムレツ定食 800円






2025.2.6
投稿:2025.2.9


前回記事(隅田駅③)⇩