[墳活]聖武天皇 光明皇后の御陵
今日は、朝から暑くて汗ダラダラですが、こんな日だからこそ?、奈良に住んでるのに一度も行ったことのない、奈良市にある聖武天皇の佐保山南陵、光明皇后の佐保山東陵に行きました。
スタートは近鉄奈良駅。喧騒の広い通りを渡り、住宅の密集する街中を北へニ十分ほど歩いて行くと、大和川支流の佐保川に出合います。川の水は少ないですが、風に揺れる岸辺のムクゲが涼しげ。
このあたりの路地の、なんとも微妙な曲がり具合にも感動!
目を瞑れば(危険! あくまで形容です)、いっきに天平時代に飛んでってしまいそうです。
そんな路地を抜け、佐保川に斜めに架かる由緒深げな橋を渡り、、、
橋詰の「川中地蔵尊」にもお辞儀して、、、
さあと顔を上げると、もう正面に見えてます。聖武天皇と光明皇后の御陵が。
佐保山は山といってもそんなに高くない丘陵地のようです。(標高100m前後)
でも、御陵は単独の山のようにとても大きく見えます。そして緑濃く、清浄な雰囲気に包まれています。
まっすぐな白砂の参道が続きます。誰もいません。
参道脇の池には、ハスの花が咲いていました。
……泥より出ずるハス。
どうしてこんなに派手な色をして、なんて美しいのでしょう? 人間も学ばなければなりません。
おそれおおいですが、正面から写真を一枚。しっかり手を合わせました。
左が、聖武天皇陵の佐保山南陵、
右が、光明皇后陵の佐保山東陵です。
佐保山東陵参道沿いに、ほろびの奈良らしい土塀があり、その上というか向こうに、、、
興福寺五重の塔が見えました。佐保山がそんなに高くないことが良く解る。
最後に今日アッツイので、おまけ。
御陵参道にスクッと立つ、一本の松の木肌を撫で、見上げると、、、
松籟。
←写真は帰り見かけた街中cafe看板をお借りしました。
おしまい
※本記事は某blogの過去記事(H29-7-8)を改稿したものです。