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麗な奈良を歩く② 「平城宮跡~法蓮町」編


大型ショッピングセンターのフードコートで焼肉ホルモン定食を食べて元気回復しました。
これから、平城宮跡を横断して目的地に急ぎます。


歓喜時地蔵尊

しばらく行くと、道路の交差点の中央に祠あり。
島のように取り残されています。何回見ても不思議な景色です。

道が先か地蔵さんが先か。
問わなくても明白かな。


平城宮跡の北西端の交差点(奈良市二条町)


道路整備(拡幅?)の際、きっと祠を移転したりできない謂れがあったのだと思います。
利便性よりも歴史を重んじる。こういうところが奈良らしくていいですね。


歓喜寺地蔵尊
島流しされても穏やかで温かいお顔されております



平城宮跡

平城宮跡は国(文化庁)の特別史跡であり国営公園(国土交通省)です。大極殿や朱雀門などが次々に復原されています。


平城宮跡マップ。絵には描かれてないがススキ群落がひろがっている。風情あり


平城宮跡の整備は、文化財の「保存」と「活用」の調和なるものがそもそも可能なのかの試金石かな、と、個人的には思ったりもしております。←懐疑的


朱雀門(復原)
まっすぐ行けば若草山です
でっかい覆屋根が目立ちます。復原工事中の東楼です。復原された大極門(南門)も見えてます
左=第一次大極殿(復原)、右=大極門と復原工事中の東楼
大極門(復原)。後ろ遠くが大一次大極殿(復原)
東楼(復原工事中)
大極門(復原)。東楼(復原工事中)。西楼も復原予定あるらしい
第一次大極殿(復原)←細部までほんとうですか?
第二次大極殿跡
少年少女らが集まっている
歴史の勉強会でもなさそう(不明)
東院庭園塀(いい味が出てきた)



浄土宗別格寺興福院(法蓮町)


平城宮跡を通り抜け、法蓮町の目的地のホテルに近づいた時、ふと見ると、ピカッと光るものがありました。

お、なんかええ雰囲気…

それは細いいっぽんの道です。



この道の先に興福院というみ寺があるようです。

なんかええ景色!
ますますええ!
さらにええ雰囲気です!!!
最高にええ絵です!!!!
テッポウユリでしょうか。しかも一本だけ!
なんで一本?


そこには柵もない。だのに、手折られていないのが、なんとも不思議。よほどに人格者しかお参りしないのでしょうか。


なんとも美しい佇まい。慎ましく優しげな本堂。しかしお参りはここまで。本堂拝観はなりません
まさに幸福(興福)への道のやう(ズーム撮影しました)



あとから知ったのですが、興福院は、奈良時代創建の尼寺(浄土宗知恩院派)でした。なるほどね。

まこと慎ましく美しい環境でした。


ハート模様に見えた←ムリ?笑



何十億円かけて整備中の平城宮跡(国営公園)。←観光客多い
いっぽう慎ましく美しい佇まいのみ寺。←人来ない(予約拝観)


こうしてみると、「奈良らしさ」って、なんだろね。


2025.1.19
(2025.1.22記)


麗な奈良を歩く③ 「新春講演会『茶粥その他』聴講記」編へつづく予定