
藤原宮跡四季 サザンカ 1月










山茶花の花の都は土の下
[余談]

[おまけ情報]
さて、実は本日、畝傍山麓の某会館で、あるシンポジウムがありました。

[シンポジウム概要]
日時:1月30日(木)
テーマ:紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産登録20周年記念シンポジウム
「3つの世界遺産と奈良の世界遺産の未来」
演目:基調講演とパネルディスカッション
[奈良県の3つの世界遺産とは]
①「法隆寺地域の仏教建造物」 法隆寺、法起寺 (1993登録)
②「古都奈良の文化財」 東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡 (1998登録)
③「紀伊山地の霊場と参詣道」 吉野山、吉野水分神社、金峯神社、金峯寺、吉水神社、大峯奥駈道、熊野参詣道小辺路 (2004登録)
そして、奈良県内4つ目の世界遺産が現実のものとなりつつあります。

それが、「飛鳥・藤原の宮都」です。
[19の構成資産](2025時点)
飛鳥宮跡、飛鳥京跡苑池、飛鳥水落遺跡、酒船石遺跡、飛鳥寺跡、橘寺境内、川原寺跡、檜前寺跡、牽牛子塚古墳、大官大寺跡、天武・持統天皇合葬陵、中尾山古墳、キトラ古墳、高松塚古墳、山田寺跡、藤原宮跡、藤原京朱雀大路跡、菖蒲池古墳、本薬師寺跡
時折しも一昨日、すなわち令和7年1月28日、以下のとおり、文化庁報道発表がありました。
「本日の閣議において、「飛鳥・藤原の宮都」の正式版推薦書をユネスコへ提出することが了解」されました。
いよいよ「飛鳥・藤原宮」が表舞台に出ることになります。
今後の予定は、令和7年イコモス(ユネスコ諮問機関)現地調査、ユネスコにおける令和8年登録可否の審議・決定の見込みとのことです。

こんなわけで、飛鳥・藤原宮都について、文化財の保存と活用の具体的議論が活発化されるべき時がきました。大きな時代の流れもありますが、一人一人が考えねばと思います。
2025.1.30